【セミナーレポート】ポスト2024年問題を運送企業・荷主企業の両視点から解説!これからを勝ち残るためのDXの取り組み

物流業界におけるドライバー雇用の現状と改善策

近年、人材不足や劣悪な労働環境が物流業界全体に悪影響を与えており、特にドライバーの雇用に関する現状は深刻な課題となっています。
本資料では、Cariotのお客さまの実例をもとに、物流業界におけるドライバー雇用の現状を詳細に検証し、要因や問題点を公開します。

無料でダウンロード
Pocket

こんにちは。Cariot(キャリオット)ブログ編集部です。
今回は、弊社が2023年8月28日に開催しましたオンラインセミナーのレポートです。

セミナーでは、船井総研ロジ株式会社より齊藤 史織氏をお迎えし、2024年問題の具体的な内容とそれによる経営リスクについて、物流・運送企業と荷主企業、双方の視点でどのように対策を講じるべきかをご紹介いただきました。
弊社からは運送業務の実態を可視化、集計するDXとして、Cariotを活用した対策案をご紹介いたしました。

当日ご参加いただけなかった方や、ご参加いただいた方にも改めてセミナーの内容をご紹介します。
今後もセミナーを実施してまいりますので、本記事が参考になれば幸いです。

 

1.【第1部】船井総研ロジ株式会社
「2024年問題」運送・荷主企業の動向とこれからの勝ち残り戦略

[登壇者]
船井総研ロジ株式会社 物流ビジネスコンサルティング部
シニアコンサルタント 齊藤 史織 氏

齊藤様からは、2024年問題の背景にある、物流業界が抱える課題とその解決に必要となる戦略について具体例を交えてお話しいただきました。

物流業界を取り巻く環境として、人手不足や原価高騰などさまざまな課題について対応が迫られています。特に運送業界で慢性的な問題とされているドライバー不足は深刻で、これらを解決するためにはコストを削減して、ドライバーの賃金を増やし、収益性を向上させることが必須となってきます。
荷主企業でもこの一年で2024年問題への関心が高まっており、荷主と交渉する機会が訪れているといえます。

低運賃荷主への交渉材料としてこれまでの収支や原価をきちんと提示できるかが、適正運賃を提案する上で大きなカギとなります。もし現時点で正確な数値を把握できていない場合は、まずは原価計算表を取得し実績値を把握することからはじめましょう。

これからを勝ち残る企業の条件として、齊藤様からは7つの項目を解説していただきました。
上記で述べた運賃交渉も必要な条件として含まれています。

どれも必要な内容とわかっていても、なかなか具体的に取り組めていない企業様も多いのはないでしょうか。
たとえば人材採用について、現在求人情報は多様化してきています。特に若年層は複数の媒体から情報を集める傾向です。セミナー内では、求人誌のみに頼らず、若手人材を獲得するために未経験者向けの体験会を開くなどの具体的な取り組みをご紹介いただきました。自社メディアの拡充でより多くの採用へつなげることができます。

DXへの取り組みについても、一気にスタートするのは至難の業です。まずは非効率な業務を洗い出し、対応する順番を決め、できることから取り組んでみましょう。

そのほかにも、実際に荷主企業での取り組みや、AIを活用した業務の自動化など、多岐にわたってお話しいただきました。
より詳しく聞きたい方は、ぜひ船井総研ロジ株式会社様までお問い合わせください。

 

2.【第2部】株式会社フレクト
デジタル化による2024年問題への対策方法の紹介

[登壇者]
株式会社フレクト 代表取締役CEO 兼 Cariot事業部 事業部長
黒川 幸治

トラックドライバー不足を背景とした物流危機と2024年問題が顕在化しています。
それ以外にも白ナンバー車のアルコールチェック義務化や、燃油コストの上昇など、企業は多くの経営環境の変化に対応していく必要があります。
車両を使った業務はリアルタイムに見える化することが難しい上に、アナログな確認作業も多く、多くの負を抱えています。

これらを解決するために、本セミナーでは、弊社が提供する車両動態管理システム「Cariot」について、実際の機能の説明を交えながらご紹介させていただきました。

GPS機能を用い、車両やドライバーの位置情報などを、リアルタイムに把握・記録するシステムである「動態管理システム」。
Cariotは輸配送の計画からリアルタイムの運転進捗、実績の集計分析、安全・コンプライアンス管理まで、デジタルで一気通貫した業務体験をお届けし、クルマに関わる業務の効率化を支援しています。

Cariotはシガーソケットに挿すだけで簡単に利用できる車載デバイス、ドライブレコーダー、モバイルアプリを展開しており、GPSデータを用いて車両情報を取得しています。

車両の現在地はもちろん、走行軌跡の自動記録、危険運転に対するアラート機能も有しており、さまざまな業種でご利用いただいています。

モバイルアプリでは、業務活動の記録や写真のアップロードも可能で、運転以外の日々の業務をデジタルに置き換えることができます。タコグラフと同様に、ステータス管理をモバイルアプリで実現し、業務中の休憩・実車・空車・待機等の業務ステータスをドライバーが入力でき、より正確な作業実態を管理できます。

グローバルCRM大手Salesforceの基盤を活用しているので、Cariot内で顧客に紐付けたデータ管理が可能です。
また、人ごと場所ごと訪問先ごとなど、さまざまな軸で分析できるので、多角的に課題を抽出することができます。

Cariotでは車両や走行データに加えて、顧客データとそこに紐づく業務活動データを利活用でき、非常に広い領域の業務をサポートしています。
まずは車両の見える化からスタートし、走行実態を把握したうえで業務活動や顧客管理を行い、業務の効率化をご支援していきます。

実際の導入事例はこちらからご覧いただけますので、ご興味ありましたらぜひご覧ください。

 

3.【第3部】質疑応答

[パネリスト]
船井総研ロジ株式会社 物流ビジネスコンサルティング部 シニアコンサルタント 齊藤 史織 氏
株式会社フレクト 代表取締役CEO 兼 Cariot事業部 事業部長 黒川 幸治

今回は、セミナー開始前、および当日にいただいたご質問に関して、齊藤様・黒川がお答えしました。
特に2024年問題への取り組みの具体策や対応状況について多くのご質問をいただき、今回のテーマに関する関心の高さを感じることができました。

今回セミナーでご紹介した内容に少しでもご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。

以上、今回のセミナーレポートとなります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからもCariotは、より便利に使っていただくための機能の開発を進めてまいります。
ご意見・ご質問・ご感想・ご要望などがございましたら、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください!

お問い合わせはこちら
 
 
※本記事の情報、及び画像は、記事作成時点のものです。詳しくは最新の情報をご確認ください。

あなたにおすすめのお役立ち資料

資料をもっと見る

関連する記事

お問い合わせ

ご不明点はお気軽にご相談ください

03-6869-2662
平日 10:00-18:00
お問い合わせ
Cariotについて知りたい方

活用方法・事例などをご紹介
3分でCariotがわかる

製品パンフレット
pagetop