アルコールチェック義務化の課題〜Cariotを活用した安全管理業務の対応フロー〜

Cariotを活用した車両管理完全ガイド

「車両管理とは」という基礎知識から社用車事故を防ぐ安全運転のポイントまでを解説しています。これから車両管理をはじめる方や、もっと効率的な管理体制を整えたいご担当者におすすめの資料です。

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こんにちは。Cariot(キャリオット)ブログ編集部です。

クルマと企業をつなぐ働き方改革クラウドCariotは、2022年5月11日(水)〜13日(金)に東京ビッグサイトで開催された「働き方改革EXPO」に出展いたしました。
開催期間中は、多くのお客様にCariotのブースにお立ち寄りいただきました。ありがとうございました。

今回は「働き方改革EXPO」で、お客様から多くのご相談をいただいた「アルコールチェック義務化」の施行後に見えてきた課題と、安全運転管理者業務の負担軽減のために役立つCariotの支援策についてお伝えします。

 

1.アルコールチェック義務化の概要

従来から、安全運転管理者は運転前のドライバーに対し、飲酒の影響で正常な運転ができない恐れがないかの確認が義務付けられていました。しかし、運転後に飲酒の有無を確認すること、確認した内容の記録は義務付けられていませんでした。

しかし、2022年4月に「改正道路交通法施行規則」が施行され、アルコールチェックに関する記録と1年間の保管が義務となりました。また、2022年10月以降は、アルコール検知器を使用したアルコールチェックを行わなければなりません。なお、保存形式には特に指定はありません。

■2022年4月1日から安全運転管理者が行うこと
<実施項目>

  • 運転前後に運転者の状態を目視等で確認することにより、運転者の酒気帯びの有無を確認する
  • 酒気帯びの有無について記録し、記録を1年間保存する

<Point>
運転前後に酒気帯びの有無を確認することで、運転中に飲酒をしていないかどうかを確認する

■2022年10月1日から安全運転管理者が行うこと
<実施項目>

  • 運転者の酒気帯びの有無の確認を、アルコール検知器を用いて行う
  • アルコール検知器を常時有効に保持する

<Point>
アルコール検知器が常に正常な状態で使用できるよう、機器の動作点検などを行う

※「改正道路交通法施行規則」の詳細は、過去のCariotブログでご紹介しています。こちらもぜひ、ご覧ください。


 

2.お客様のお悩みや課題

「働き方改革EXPO」にご来場いただいたお客様からは、「アルコールチェック義務化」の施行後に生じた現場の課題や、どのように運用するかなどの悩みなど、さまざまなご意見・ご相談が寄せられました。
その中でも、安全運転管理者の業務負担がさらに増加すること、集計・保管方法の手間が増えてしまうことや、運用が複雑になってしまうことが、早急に解決すべき課題となっていることがうかがえました。

◆お客様から寄せられた現場の課題

  • Case1
  • 本社の担当部署がルールを策定しているが、現場で適切な運用がなされているかの管理まで手が回らない

  • Case2
  • 基本的に安全運転管理者が対面でアルコールチェックを行っているが、深夜や早朝に業務を開始する場合もあるため、どのように運用するかの対応が難しい

  • Case3
  • 直行直帰が多いため、ドライバー1人に1台、通信型の検知器を渡し記録をしている。しかし、走行時のデータと紐づいていないため、アルコールチェックの記録がない場合に「チェックしていないのか」、「その日は走行していないのか」の判別が難しく、確認に手間がかかっている

  • Case4
  • 各事業所でチェックした結果を紙・Excelで管理しているため、本社でも確認・把握する場合に時間がかかってしまう

  • Case5
  • 記録を1年間保管することが義務付けられているが、フォーマットをどのようにすればよいかわからない

  • Case6
  • レンタカーを使用する場合のチェック方法に悩んでいる

  • Case7
  • 多数のドライバーが全国の拠点に在籍しているため、それらのデータを管理者がひとつずつ入力するという運用は難易度が高い
    など


 

3.管理業務の負担軽減を包括的にサポートするCariot

3-1.アルコールチェックの運用を難しくしている原因

アルコールチェックの記録・運用を難しくしている原因のひとつに、チェック項目が記載された専用用紙に記入したものを回収した後、Excelに入力し集計・保管を行っていることが挙げられます。多数の車両を保有している・全国各地に支店や営業所がある場合は、回収・集計作業に時間がかかり、人為的なミスが生じた場合は、さらに作業負担が増えてしまいます。
日頃から多忙な安全運転管理者の負担を軽減するためには、アナログでの作業を削減しながら正確な記録の取得・集計・保管を可能とする仕組みづくりが必要です。

3-2.Cariotを利用した安全管理業務の対応フロー

アルコールチェック対応を含めた安全運転管理業務を包括的に支援するクルマと企業をつなぐドライバーの働き方改革クラウドCariotは、安全運転管理者・ドライバー・事務担当者をクラウド上でつなげ、現場の状況が見えない不安やストレスを軽減しながら安全運転管理者の業務負担軽減をサポートする多くの機能をご用意しています。

◆安全運転管理業務におけるCariotの支援

  1. 安全運転の指示(Cariotモバイルアプリ限定機能)
  2. 乗車前点検機能による点検実施、点検記録の一元管理が可能

  3. 運転日報の記録
  4. 運転の開始及び終了の日時、運転距離等の必要情報を自動取得、集計データの一元管理が可能

  5. 運転者の状況把握
  6. 運用補助機能として、ドライバー台帳機能により資格情報、社内指導実施履歴等の一元管理が可能
    (運用補助機能/措置は事業者責任による運用が必要)

  7. 運行計画の作成
  8. 運用補助機能として、最高速度違反や長時間運転などのリスク挙動の可視化が可能
    (運用補助機能/措計画作成は事業者責任による運用が必要)

  9. 交代要員の配置
  10. 運用補助機能として、長距離運転・夜間運転・長時間運転等の実績可視化が可能
    (運用補助機能/措交代要員の配置は事業者責任による運用が必要)

  11. 運転者に対する指導
  12. 運用補助機能として、危険挙動を検知・集計することで指導の根拠となるデータの把握が可能
    (運用補助機能/措指導は事業者責任による運用が必要)

  13. 異常気象地頭の安全確保の措置
  14. リアルタイム位置情報を可視化、異常気象時等のリスク把握、運転者への指示が可能

  15. 酒気帯びの有無の確認及び記録の保存
  16. 酒気帯び有無の結果を手動で登録、当該記録の1年間の保存が可能

  17. アルコール検知器の使用等
  18. 検知器による結果を手動で登録、記録の保存が可能
    (別途、アルコール検知器の導入が必要)

安全運転管理者や車両管理者、ドライバーなど、車両を利用し業務を行う皆様の業務負担を軽減しながら業務効率化・生産性向上を実現に導くCariotを、ぜひご活用ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからもCariotは、より便利に使っていただくための機能の開発を進めてまいります。
ご意見・ご質問・ご感想・ご要望などがございましたら、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。

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※本記事の情報、及び画像は、記事作成時点のものです。詳しくは最新の情報をご確認ください。

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