Cariotのビジョン〜“ムダな時間”を“価値ある時間”に〜

製品パンフレット

Cariotの機能、料金パッケージなどが掲載されたパンフレットです。 Cariotを導入することで何ができるようになるのか、具体的にどう変わるのか、ユースケースごとにご紹介しています。

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こんにちは、Cariotプロダクトマネージャーの篠原 翔です。

前回のプロダクトマネージャーブログでは、Cariotの原点とミッションについてご紹介しました。第2回となる今回は、Cariotのビジョンについてご紹介します。

【目次】
1.Cariotのビジョン
2.ビジョンを実現するための新機能「訪問自動記録」
3.今後の展望

 

1.Cariotのビジョン

改めてCariotのビジョンについてご紹介いたします。
なお、前回のブログでも記載しましたが、プロダクトマネージャーとして新機能の追加や既存機能の改修を行うか否かの判断をする際には、常にCariotのミッションとビジョンに立ち返り考えています。
ミッションとはCariotの基礎的な部分で変わらず揺るぎないもの、ビジョンとはCariotが“いま”向かっている方向を表しています。

<Cariotのビジョン>
“ムダな時間”を“価値ある時間”に
人とモノの移動に関する業務の最適化を支援するクラウドサービス

「人とモノの移動に関する業務」というと、物流などの輸配送業務をイメージされるかもしれません。しかし、Cariotのビジョンでは輸配送業務だけに限定せず、メンテナンスサービスやフィールドサポートなどの人が移動して実施するサービス業務、さらにはフィールドセールスのような車を利用して行う営業業務も含まれます。

これらの業務の最適化を阻害している要因は、クルマに「乗る人」と「待つ人」と「見守る人」のそれぞれの情報のつながりが分断されていることだと私たちは考えます。だからこそ、Cariotによってクルマに関わるすべての人や情報をなめらかにつなげて、「業務の最適化」を実現しようと取り組んでいます。
なお、「乗る人」は配送ドライバーや営業・サービススタッフを、「待つ人」は荷物や人の到着を待っている人を指しています。そして「見守る人」とは、経営者・経営企画や総務、物流企画、運行管理の方々です。
クルマに「乗る人」と「待つ人」と「見守る人」において、情報のつながりの分断によくあるケースとしては、以下が挙げられます。

よくあるケースその1:スムーズな情報連携の阻害

  • 「待つ人」から荷物や人がいつ到着するのかというお問い合わせが「見守る人」に入るが、「見守る人」は「乗る人」の位置情報や配送状況を把握できていないため「乗る人」にその都度確認の電話を入れる必要がある
  • 「乗る人」は運転中には電話に出ることができないため、連絡が入ったタイミングで車を止めて電話応対をしなくてはならない
  • 「見守る人」は「乗る人」からの情報を元に到着までにかかる時間を計算して、ようやく「待つ人」へのお問い合わせに回答することができる

よくあるケースその2:改善につながるデータが蓄積できない
「見守る人」が生産性向上や業務効率化のための情報を収集するために「乗る人」の移動や活動の実績を記録したいと考えているものの、データを収集する体制が整っていないため「見守る人」の業務負荷が高く着手できていない。
もしくは、データ蓄積や集計が紙ベースなどアナログなためヒューマンエラーが排除できないことから正確な情報収集が難しく、「見守る人」の経験と勘でしか業務改革に取り組めていない。

どちらのケースも、ドライバーや車両の情報が手間を掛けずに集めることができて、その情報を見たい人が見たいかたちでいつでも閲覧できるようになることで、単純な情報伝達や情報の記録という煩雑な業務を無くすことができます。それによって生まれた時間や得られた情報は、業務改善やお客様へのサービス向上などにつながる業務に使えるようになります。
そうなれば、「待つ人」は到着時間がわからないことへの不満が解消され、受け入れの準備を最適な時間で開始することができるようになり、「乗る人」は連絡業務といった面倒な作業から開放され、お客様に当てる時間を増やせるようになることでサービス品質も上がります。「見守る人」は情報の橋渡しの役から開放され、正確な情報を元に生産性向上のための戦略検討ができるようになり、必要なタイミングで情報を確認し、情報が見えることで緻密に今後の計画を立案・現在の配置やルートなどが最適化どうかを検証することができるようになります。

 

2.ビジョンを実現するための新機能「訪問自動記録」

今のCariotでは、ビジョンを実現するために足りていない機能がまだまだたくさんあります。足りない機能を洗い出し、どのような新機能を追加していくべきなのか、既存機能のどこを強化すべきかの検討し、開発を推進することはプロダクトマネージャーの重要な役割のひとつです。
この章では、ビジョンを実現するために開発した新機能「訪問自動記録」のコンセプトについてご紹介します。

訪問自動記録機能とは
あらかじめ登録された各取引先への到着時間・滞在時間・出発時間などの訪問実績が、自動で記録される機能です。
これまでのCariotでは訪問履歴を確認する場合、取引先への訪問順序、どの取引先にどの車両が訪問するかの登録など、事前の設定が必要でした。本機能によって訪問順序の決まっていない輸配送における配送記録や、ルートセールスやフィールドセールスの営業記録としてご活用いただけます。

訪問自動記録の詳細については過去のCariotブログでもご紹介していますので、あわせてご覧ください。

今までのCariotでも、「いつ」「どこに」「誰が」「どれだけの時間」滞在していたかがリアルタイムで取得でき、取得した情報が蓄積されることで過去の実績についても分析することはできていました。
ただし、このうち「どこ」という目的地情報(例えば東京駅)は、あらかじめ「どこ」にどのルートで行くのかという場所と順序の情報をCariot上で設定しない限り、緯度経度(東京駅の場合は[35.681317, 139.767031])というデータでしか取得・保存することができていませんでした。
緯度経度の情報だけでも、ある程度は業務の最適化に活用することは可能ですが、「どこ」の情報をより具体的にできればデータ分析のスピードが上がります。たとえば、[35.681317, 139.767031]も[35.681143, 139.766580]も緯度経度上ではどちらも東京駅ですが、緯度経度を見ただけでは判断できない人のほうが多いでしょう。

「訪問自動記録」によって、緯度経度情報から「どこ」をシステムが自動で判断・記録できるなったことで生産性向上に向けた課題をいくつか解決することができるようになります。

例えば、以下のようなシーンでご活用いただけます。

  • どの順序で配送するかを計画しない配送業務でも、当日の配送がどこまで終わっているのかを把握することできる
  • 事前に営業計画を立てていない場合でも、訪問先が自動で記録されるため、優先度の高いお客様にきちんと訪問できているかの把握ができる

 

3.今後の展望

今後の展望としては、「どこに訪問をしたのか」という情報に加えて、訪問した場所で「どんなことをしたのか」といった訪問先での業務情報を管理することができるようにしていきます。
例えば、システムが訪問先を自動検知したタイミングで納品先の納入ルールなどをドライバーに対して通知したり、ドライバーの業務メモを訪問先ごとに残せるようにしたりすることで、業務実績管理や業務効率化に活用することができるようになります。
このように、「どこ」に訪問したかという滞在情報に加えて、「そこで何をしたのか」という業務情報を組み合わせることで、さらなる業務最適化につながるデータを提供していくことを目指しています。

2回にわたりCariotのミッションとビジョンについてお話しました。次回は、プロダクトマネジメントととして実践しているCariotユーザーのペルソナ(具体的なユーザー像)やカスタマージャーニーについてお話できればと思います。

Cariotは今後も“人とモノの移動に関する業務の最適化を支援”を加速させてまいります。もし「こんなことで困っているけど、Cariotで解決できない?」ということがあれば、下記フォームよりぜひお気軽にお問い合わせください!

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※本記事の情報、及び画像は、記事作成時点のものです。詳しくは最新の情報をご確認ください。

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