【2026年最新版】アルコールチェック義務化 | 遠隔・代行対応まで実務解説

Cariotを活用した車両管理完全ガイド

「車両管理とは」という基礎知識から社用車事故を防ぐ安全運転のポイントまでを解説しています。これから車両管理をはじめる方や、もっと効率的な管理体制を整えたいご担当者におすすめの資料です。

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こんにちは。Cariot(キャリオット)ブログ編集部です。

2022年4月の改正道路交通法施行規則により、白ナンバー車両を一定台数以上保有する事業所でアルコールチェックが段階的に義務化されました。2023年12月1日からはアルコール検知器を用いた確認が完全義務化され、現在は多くの企業で運用が定着しつつあります。

しかし、アルコール検知器を用いた確認の完全義務化から2年以上が経過した2026年の今、運用面での課題が顕在化しています。実際、企業の安全運転管理者の方々からは「深夜・早朝の対応が負担」「直行直帰の社員への確認方法に悩む」「紙やExcelでの記録管理が煩雑」といった声が多く寄せられています。

本記事では、「結局、うち(企業)は対象なのか?」「何を、いつ、誰が、どう記録すればよいのか?」を改めて整理します。また、「遠隔でのアルコールチェック(深夜・早朝・直行直帰対応)」の運用課題と解決策にも焦点を当て、代行サービスやシステム連携の具体的なパターン、導入時の注意点までを網羅的に解説します。

 

1.対象事業所と実施内容 |「うちは対象?」を明確に

対象となる事業所の要件(台数・車両区分)

アルコールチェック義務の対象となるのは、安全運転管理者の選任義務がある事業所です(安全運転管理者の業務に「運転者の酒気帯びの有無の確認」が含まれているため)。具体的には、以下のいずれかの条件を満たす事業所が該当します。

車両の種類 必要台数
乗車定員が11人以上の自動車 1台以上
その他の自動車(乗車定員10人以下) 5台以上

「車両」とは、社用車・営業車だけでなく、従業員の自家用車を業務で使用する場合も含まれます。レンタカーやカーシェアも、業務使用であれば対象です。ただし、単なる通勤のみのマイカー利用は対象外とされています。

参考:安全運転管理者の業務の拡充等【警察庁】

実施内容(運転前後の確認、検知器使用、記録項目)

安全運転管理者は、以下の内容を実施する義務があります。

1. 運転前後のアルコールチェック

  • 運転前:飲酒の影響が残っていないかを確認
  • 運転後:業務中に飲酒していないかを確認

対面確認が原則ですが、直行直帰や深夜・早朝など対面が難しい場合は、通達で示される「対面に準ずる方法」により遠隔での確認・記録が可能です。なお、酒気帯び確認は「運転の前後」で実施することが基本です。業務として運転が連続する場合などは、対象となる運転の範囲や実施タイミングを明確にしたうえで、実態に即した運用(例:業務開始時・終了時に実施し、途中の運転を含めて管理する等)とし、監査・事故時に説明できる記録を残すことが重要です。

参考:安全運転管理者による運転者に対する点呼等の実施及び酒気帯び確認等について(通達)【警察庁】
アルコール検知器を用いた酒気帯び確認等に係るQ&A【警察庁】

2. 記録の作成

以下の法定8項目を記録する必要があります。

  1. 確認者名:チェックをする者の氏名
  2. 運転者名:チェックを受ける運転者の氏名
  3. 車両情報:車両登録番号または識別記号
  4. 確認日時:確認の年月日と時刻
  5. 確認方法:アルコール検知器使用の有無、対面・遠隔の別
  6. 酒気帯びの有無:検知結果
  7. 指示事項:必要に応じて記載
  8. その他必要事項:特記すべき事項

3. 検知器の常時有効保持

アルコール検知器は、故障や電池切れで使えない状態にならないよう、定期的な動作確認・校正・メンテナンスを行い、「常時有効に保持」しなければなりません。

また、記録は1年間の保存が義務付けられています。保存方法は紙でも電子(Excel、専用アプリ、クラウドシステム等)でも構いませんが、以下の点に注意が必要です。

  • 改ざん防止:記録の信頼性を担保するため、後から書き換えができない仕組みが望ましい
  • 検索性:監査や行政指導の際に、速やかに該当記録を提示できること
  • 紛失防止:紙の場合は保管場所を明確にし、電子の場合はバックアップを取る

実務上は、専用アプリやクラウドシステムでの記録が、正確性・効率性・証跡を残せるという点で便利です。

 

2.罰則と行政処分 |「やらないとどうなる?」を整理

安全運転管理者選任義務違反の罰則

安全運転管理者の選任義務に関する罰則は、2022年10月1日の道路交通法改正により大幅に強化されました。

違反内容 改正前 改正後
安全運転管理者
選任・解任義務違反
5万円以下の罰金 50万円以下の罰金
安全運転管理者
選任・解任届出義務違反
2万円以下の罰金 5万円以下の罰金
(新設)是正措置命令違反 50万円以下の罰金

参考:安全運転管理者の業務の拡充等【警察庁】

アルコールチェック義務違反への対応

アルコールチェックの実施義務や記録保存義務に違反した場合、直接的な罰金規定はありません。ただし、安全運転管理者の業務違反に該当し、警察署や公安委員会から指導・是正措置命令が出されることがあります。これに従わない場合は是正措置命令違反となり、50万円以下の罰金となります。

また、違反が繰り返されたり、重大事故につながったりした場合には、事業停止命令や安全運転管理者の選任取消といった行政処分が科される可能性もあります。

「アルコールチェックを1回忘れたら即罰金」というわけではありませんが、以下の間接的なリスクがあることを理解しておきましょう。

  • 法令遵守体制の不備として、行政監査や社内監査で指摘される
  • 企業の信頼性低下につながり、取引先や顧客からの評価が下がる
  • 万が一の事故時に、安全管理義務違反を問われる
  • 事故時に社内規程・記録の有無などの安全管理体制が確認され、対応コストや信用リスクが増大するおそれがある

「罰金がないから大丈夫」ではなく、実効性のある運用を継続的に行うことが企業の責務です。

 

3.実務のつまずき | 現場でよく起こる課題

制度の完全義務化から2年以上が経過し、多くの企業で運用が始まりましたが、現場では以下のような課題がよく挙げられます。

紙・Excel管理の限界

紙の点呼記録簿やExcelでの管理は、導入コストが低く手軽に始められる反面、以下の問題があります。

  • 記入漏れ・記入ミス
  • 紛失・破損リスク
  • 集計・監査の手間
  • 改ざんリスク

特に、ドライバーや車両が多い事業所では、紙やExcelでの管理はすぐに限界を迎えます。

直行直帰・深夜早朝の確認負担

営業職や配送業務では、直行直帰のケースが多く、深夜・早朝にも運転が必要なことがあります。この場合、安全運転管理者が常に対面で確認するのは現実的に困難です。

  • 管理者の勤務時間外対応が現実的でない
  • 遠隔地からの出発のため、事業所に立ち寄らない
  • テキストのみ(メールやチャットなど)の自己申告は、本人性・測定の真正性の説明が弱くなりやすい

このような状況で、法令上認められた「対面に準ずる方法」をどう実現するかが、多くの企業の悩みとなっています。

なりすまし・代理測定のリスク

遠隔でのアルコールチェックを行う際、本当にその運転者本人が測定しているかを確認する手段が不十分だと、以下のリスクが生じます。

  • 他人によるなりすまし:家族や同乗者が代わりに息を吹きかける
  • 虚偽報告:測定せずに「0.00mg/L」と虚偽の報告をする
  • 検知器の不正利用:古い検知器や故障した検知器を使い、正確な測定をしない

こうした不正を防ぐには、本人性と測定結果の真正性を説明できる運用設計が必要になります。具体的な方法は後述します。

検知器の故障・交換・電池切れ

アルコール検知器は消耗品であり、センサーの寿命や電池切れ、故障が避けられません。

  • 測定方式や使用頻度・保管環境により測定数値が変動するため、メーカー推奨の点検、交換サイクルに従う
  • 電池が切れた時のために、予備の電池を一緒に準備しておく
  • 予備機の確保と例外時対応(持ち忘れ、故障時の再測定、運転中止判断など)のルール化

「常時有効保持」の義務を果たすには、検知器の台数管理、定期メンテナンススケジュール、予備機の確保が欠かせません。

社内周知・教育の不足

制度の趣旨や運用ルールが社内に十分に浸透していないと、以下の問題が起こります。

  • ドライバーの協力が得られない
  • 管理者の知識不足による判断ミス、誤測定
  • 新入社員への教育漏れ

定期的な研修や、わかりやすい社内マニュアルの整備が重要です。

 

4.遠隔アルコールチェックの必要性と実現パターン

なぜ遠隔アルコールチェックが必要になるのか

前章で述べたように、対面での確認が困難なケースは多く存在します。
警察庁の通達でも、「対面による確認と同視できるような方法」が認められており、企業はこの仕組みを整備しておくことが重要です。

遠隔対応が必要になる主な場合

  • 深夜・早朝勤務:管理者が不在の時間帯に出発・帰着する場合
  • 直行直帰:自宅から現場へ直行し、現場から自宅へ直帰する場合
  • 複数拠点・出張:本社以外の拠点や出張先から運転を開始する場合
  • 在宅勤務の普及:リモートワーク中に車両を使用する場合

これらのケースで「確実な確認・記録」を担保しつつ、管理者の負担を軽減することが、遠隔アルコールチェックでは大切です。

法令上の位置づけ

警察庁の通達では、対面が困難な場合の遠隔確認について、以下のように示されています。

運転者に携帯型アルコール検知器を携行させるなどした上で、

  1. カメラ、モニター等によって、安全運転管理者が運転者の顔色、応答の声の調子等とともに、アルコール検知器による測定結果を確認する方法
  2. 携帯電話、業務無線その他の運転者と直接対話できる方法によって、安全運転管理者が運転者の応答の声の調子等を確認するとともに、アルコール検知器による測定結果を報告させる方法

等の対面による確認と同視できるような方法が考えられます。

引用:アルコール検知器を用いた酒気帯び確認等に係るQ&A【警察庁】

つまり、ビデオ通話や電話での確認、専用アプリでの測定結果の即時送信などが、法令上認められた方法として位置づけられています。

実現パターン①コールセンター・代行サービス

24時間対応のコールセンターが、ドライバーからのアルコールチェックをビデオ通話や電話で代行確認するサービスを利用するパターンです。

メリット
  • 365日24時間対応:管理者の勤務時間外でも確認可能
  • 専門オペレーターによる対応:法令遵守の観点から適切な確認を実施
  • 管理者の負担大幅削減:深夜・早朝の待機が不要になる

Cariotは、株式会社アイポケットが提供する「クリアGO」のコールセンターサービスと連携しています。ドライバーが携帯型検知器で測定し、オペレーターがビデオ通話で本人確認と測定結果を確認。記録はクラウドに自動保存され、Cariotの車両管理システムと一元管理できます。

Cariotのアルコールチェックについてはこちらをご覧ください。

実現パターン②システム連携(アプリ+検知器)

スマートフォンアプリとBluetooth連動のアルコール検知器を組み合わせ、測定結果・顔写真・GPS位置をシステムに自動記録するパターンです。

主な機能
  • Bluetooth連携:検知器の測定値を自動送信、手入力によるミスを防止
  • 顔写真撮影:測定時にカメラで運転者の顔を撮影、なりすまし防止
  • GPS位置記録:測定場所を記録し、遠隔地での確認の信頼性を確保
  • クラウド保存:記録を自動でクラウドに保存、1年間の保存義務を容易に遵守
  • リアルタイム通知:異常値(アルコール検知)を即座に管理者に通知

適用例
営業職が多い企業では、直行直帰の社員にスマホアプリと携帯型アルコール検知器を支給。朝・夕の測定をアプリで実施し、顔写真とGPS付きで記録。管理者は管理画面から全社員の測定状況を一覧で確認でき、未実施者には自動でアラートを送信。

実現パターン③記録の一元化(クラウド管理)

複数の拠点や車両の記録をクラウドシステムに一元管理し、本社の管理者がリアルタイムで全拠点の状況を把握できる仕組みです。

メリット
  • 拠点間の記録統一:支店や営業所ごとに記録方法がバラバラにならない
  • 監査対応の効率化:全拠点の記録を一括で検索・出力できる
  • 分析・改善:月次レポートで、測定状況や異常値の傾向を分析し、安全運転の指導に活用

適用例
全国に複数の営業所を持つ企業が、各拠点の安全運転管理者にシステムアカウントを配布。各拠点でのアルコールチェック記録はクラウドに集約され、本社の総務部門が一元管理。監査時には、全拠点の記録を本社が一括出力して提出。

 

5.遠隔アルコールチェック導入時の注意点

遠隔アルコールチェックを導入する際、制度の趣旨である「確実な確認・記録」を損なわないよう、以下の点に注意が必要です。

本人性の確保

遠隔確認で大切なことの一つは、「本当にその運転者本人が測定しているか」を証明することです。

推奨される方法
  • 顔写真の撮影:測定時にスマホカメラで運転者の顔を撮影し、記録と紐付ける
  • GPS位置情報:測定場所を記録し、自宅や現場からの測定であることを証明する
  • ビデオ通話:オペレーターや管理者が、リアルタイムで運転者の顔とアルコール検知器の画面を確認する
  • 音声確認:電話で運転者の声の調子を確認する(ただし、顔写真やビデオより証拠力は低い)
不十分な方法
  • 測定結果を口頭やメールで自己申告させるだけ(証拠が残らない)
  • 顔写真やGPSなしのアプリで測定する(なりすましのリスクが高い)

記録要件の充足

遠隔確認の場合でも、法定8項目を漏れなく記録する必要があります。

特に注意すべき項目と内容
  • 確認者名:コールセンターでの代行の場合、「オペレーター名」または「代行サービス名+管理者名」を記録
  • 確認方法:「ビデオ通話による遠隔確認」「アプリによる自動記録+顔写真」など、具体的に記載
  • 確認日時:運転前後の両方で、正確な日時を記録(タイムスタンプ機能が望ましい)

代行サービス、システムやアプリを導入する際は、法定項目に問題なく対応している仕様かどうかを事前に確認しましょう。

社内規程の整備

外部の代行サービスを利用する場合、最終的な責任は事業者(安全運転管理者)にあることを理解し、社内規程を整備して、必要に応じてサービス提供元にも共有する必要があります。

規程に明示すべき内容
  • 代行サービスの利用範囲(深夜・早朝のみ、全ドライバー対象など)
  • 異常値が検知された際の対応手順(管理者への即時連絡、運転禁止措置など)
  • 記録の保存方法と責任者(代行サービス側とクラウド側の役割分担)
  • 緊急時の連絡体制(代行サービスと管理者の連絡フロー)

監査・証跡の観点

遠隔記録は、紙の記録以上に改ざん防止と検索性が求められます。

推奨される仕組み
  • タイムスタンプ機能:記録の作成日時を自動で記録し、後から変更できないようにする
  • 編集履歴の保存:万が一記録を修正する場合、修正前の内容と修正者を履歴として残す
  • 検索・フィルタ機能:監査時に「特定期間」「特定ドライバー」「異常値のみ」などで絞り込める
  • 出力機能:CSV、PDFなどで一括出力し、監査資料として提出できる

費用感の考え方

遠隔アルコールチェックの導入には、初期費用とランニングコストがかかります。ただし、管理者の工数削減、法令違反リスクの低減、事故防止による損失からの回避を考えると、投資対効果(ROI)は十分に見込めます。

費用の目安(一般的な相場)

項目 費用感
スマホ連動型検知器(初期費用) 20,000〜80,000円/台
アプリ利用料(月額) 800〜3,000円/人
コールセンター代行(月額) 5,000〜15,000円/人(従量課金もあり)
クラウドシステム(初期+月額) 初期100,000〜500,000円
月額50,000〜200,000円(システムによる)

※費用は提供会社やサービス内容により異なります。複数社から見積もりを取り、自社の規模・運用形態に合ったサービスを選定してください。

ROIの考え方例
  • 管理者の工数削減:深夜・早朝対応が不要になる時間×時給
  • 事故リスク低減:万が一の事故時の損害額(数百万〜数千万円)×発生確率の低減
  • 法令違反リスク:罰金・行政処分・企業信用失墜のコストを回避

 

6.運用改善のチェックリスト

実務で「詰まる」前に、以下のチェックリストで自社の運用状況を確認しましょう。

導入フェーズのチェック項目

自社の保有車両台数を確認し、義務化の対象かを明確にした
安全運転管理者を選任し、届出を完了した
アルコール検知器を必要台数確保し、動作確認を行った
法定8項目を満たす記録様式(紙やシステム)を準備した
深夜・早朝・直行直帰への対応方法(遠隔確認の手段)を決定した
社内規程を整備し、ドライバーへの周知・教育を実施した

日常運用フェーズのチェック項目

運転前後のアルコールチェックを100%実施している
法定8項目が漏れなく記録されている
記録をクラウドまたは適切な方法で1年間保存している
アルコール検知器の動作確認・交換を定期的に実施している
異常値(アルコール検知)が出た際の対応手順が明確で、実行されている
未実施者への督促や、遅延の原因分析、再発防止のための施策を行っている
定期的に社内研修を実施し、制度の趣旨を再確認している

監査前点検のチェック項目

過去1年間の記録が全て揃っており、不備がない
記録の改ざん防止措置が講じられている
監査時に速やかに記録を提示できる体制が整っている
アルコール検知器のメンテナンス履歴を記録している
異常値が出た際の対応記録(運転禁止措置、再測定など)が残っている
遠隔確認の場合、顔写真・GPS・確認方法が記録に含まれている

 

7.よくある質問

Q1. 遠隔でのアルコールチェックはどのような方法を取るべきですか?決めておくべき要件はありますか?

A. 遠隔は「対面に準ずる方法」で運用します。ポイントは、①実施タイミング、②確認方法、③例外時の扱いを社内ルールとして固定することです。

  • 実施タイミング:運転前後(または業務開始前、終了後で代替する条件)
  • 確認方法:ビデオ通話、アプリ、電話などで「確認した」と言える要件
  • 例外時の扱い:通信不良、未実施、疑いありの判断者とその記録方法

Q2.遠隔だと「なりすまし」が心配です。本人性はどう担保すればいいですか?

A. 遠隔運用では「本人性」と「測定の真正性」をセットで担保しましょう。

  • 本人確認:顔写真、またはビデオ通話
  • 測定の真正性:検知結果が自動記録(手入力は避ける)
  • 場所の担保:GPS等で測定場所を記録

あわせて「本人確認ができない場合は運転不可」などと、判断基準をルール化すると運用が安定します。

Q3. アルコール反応が出た(または疑いがある)場合、現場はどう動けばいいですか?

A. 迷うと事故・クレームにつながるため、標準フローを事前に明示、周知しておくのが重要です。例として以下を参考にしてください。

  • その場で運転中止(鍵・車両の扱いも含めてルール化)
  • 一定時間後に再測定(社内基準で「何分後に再測定」まで決める)
  • 管理者へ報告(判断者を明確にする)
  • 代替移動手段の手配(公共交通、タクシー、代行、迎えなど)
  • 対応内容を記録(再測定結果、指示内容、時刻、判断者、本人の申告など)

※「疑いあり(酒気帯びが疑われる言動・体調)」も同様に扱う、と決めておくと運用が安定します。

Q4. アルコール確認代行(外部サービス)を使う場合、どこまで任せられて何が自社責任ですか?

A. アルコール確認代行は「確認作業をサポート」してくれますが、法令順守の体制構築の判断や最終責任は自社側に残るのが基本です。
トラブル防止のため、次の切り分けを明確にしましょう。

  • 代行サービスに任せる範囲:遠隔確認(通話・アプリでのチェック)、確認ログの作成、未実施者への一次連絡など
  • 自社が持つべき範囲:社内規程の整備、教育・周知、例外運用の判断、運転禁止の最終判断、記録保存の責任、監査対応 など
  • 異常時のルール:反応が出たときの連絡先・判断者・運転停止の権限を明確化

 

8.まとめ | 実効性のある運用へ

アルコールチェック義務化は、2023年12月の完全施行から2年以上が経過し、多くの企業で基本的な対応は整いつつあります。しかし、「形式的にやっているだけ」では、制度の趣旨である、飲酒運転の撲滅にはつながりません。

実効性のある運用を実現するには、デジタル化と遠隔対応の仕組みが鍵となります。
Cariotは、アルコールチェックの記録管理だけでなく、車両の位置情報、運転日報、危険運転検知など、総合的な安全管理体制の構築をサポートします。さらに、「クリアGO」との連携により、24時間対応の代行確認も可能です。

「うちの会社はこの部分で困っている」と感じたら、ぜひお気軽にご相談ください。
貴社の状況に応じた最適なソリューションをご提案いたします。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからもCariotは、より便利に使っていただくための機能の開発を進めてまいります。

※本記事は、一般的な情報を提供することを目的としており、法律的な助言を行うものではありません。アルコールチェック義務化に関する最新の法令や運用指針は、警察庁・公安委員会の公式情報を必ずご確認ください。記事の内容は2026年2月時点の情報に基づいており、法改正等により変更される可能性があります。

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