【地方自治体のCariot活用事例】観光バスの運行状況を見える化した事例

リアルタイム情報を活用した急な配送・訪問依頼への対応ノウハウ

予定外の配送・訪問依頼に対応するには、車両やスタッフの現在位置や業務状況を把握する必要があります。リアルタイム位置情報・稼働状況を把握し、急な依頼に即時に対応するためのCariot活用術をご紹介します。

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こんにちは。Cariot(キャリオット)ブログ編集部です。

今回は地方自治体K様のCariot活用事例をご紹介します。
K様は自治体で運営する観光バスにCariotを導入し、待ち時間の削減・運行状況の正確な情報提供による満足度アップを実現しました。以前から“ルートやスケジュールの案内がわかりにくく利用がし辛い”という意見があがっていたため、バスのリアルタイム位置情報の掲示を行い、ユーザーの利便性が大幅に向上しました。
これらを実現したCariotの導入事例について見ていきましょう。

<事例概要>
業種: 自治体
車両用途: 観光バス
課題: リアルタイム位置情報の共有・運行管理

 

1.Cariot導入の経緯
〜観光バスのサービス向上・利用促進が課題に〜

地方自治体のK様は、地域の観光スポットや名所を巡る観光バス事業を運営されています。観光地へのアクセスを改善し、地域の魅力発信と地域経済を活性化することがねらいです。ウェブサイトやSNSを活用した情報発信や、観光案内所との連携により利用促進を促していましたが、サービス内容や運行スケジュール、料金情報が十分に周知されていないという課題がありました。

また、観光客は計画どおりに名所を回れるかどうか?を気にするため、次のバスがいつくるか?の情報がわかると嬉しいという意見があがっていました。サービス向上と利用促進のため、バスのリアルタイム位置情報を誰でも見られるサービスの実現に向けて、テレマティクス製品の導入を検討し始めました。

イメージ:バスのリアルタイム位置情報を誰でも見られるサービスが理想に

2.Cariotに決めた理由
〜DriveCastによるリアルタイム位置情報の共有機能が決め手に〜

まず、テレマティクスのツールを複数社比較して検討を始めました。
Cariotの決め手は、DriveCast機能で、スマホから車両のリアルタイム位置情報を地図上で確認できることでした。
DriveCastで発行したURLにアクセスすると、地図上で各車両の位置情報を見ることができます。サイトに埋め込みもできるので、観光バスのサービスサイトに埋め込んでそのページ内で案内することも可能でした。
このDriveCastでの運用が一番やりたいこととマッチしたため、Cariotの導入を決めました。
導入の直接的な理由ではありませんが、急加速や急減速など危険運転の回数がカウントできるのも、安全な運行を維持し、事故のリスクを減らせる効果が期待できました。バスの事故や不祥事のニュースがあると地域の方から安全対策についての問い合わせをいただくことがあるので、安心してご利用いただくための材料にもなると思いました。

図:誰でもすぐ利用できると好評のDriveCast

3.導入時の課題と実現したいこと
〜交通渋滞や事故などの影響を受けた場合でも、利用者にストレスを与えない観光バスを目指したい〜

K様が導入時に課題と感じていたことは以下の2点です。

<課題>

  1. 観光バスの運行状況、料金、利用方法が十分に周知されていない
  2. 次のバスがいつくるか?とスケジュールが気になる観光客のニーズに対応できていない

地方自治体K様は、 交通渋滞や事故などの影響を受けた場合でも、利用者にストレスを与えない観光バスを目指したいと考えました。利用者アンケートに寄せられた意見には、

・観光バスの運行状況、料金、利用方法がわかりにくい
・バスの時間が正確に読めないと、計画どおりに名所を回れるか不安になる

という改善に関する要望がありました。
交通渋滞や事故などの影響を受けてダイヤが遅延している場合でも、Cariot導入前は打つ手がなく利用者を待たせていました。たしかに計画や乗り継ぎ時間を気にしている利用者にとっては不親切であり、改善の余地がありました。
その結果、実現したいことは以下の2点となりました。

<実現したいこと>

  1. 観光バスのリアルタイム運行情報をサイトに公開する
  2. スマートフォンから気軽にリアルタイム運行情報へアクセス可能にする

イメージ:アンケート結果をうけて改善プランに着手

4.導入後の成果
〜バスの利用者満足度アップ、旅行スケジュールの計画が立てやすくなった〜

Cariotを導入した結果、自治体HPのバス運行状況ページのPVが300%アップしました。リアルタイム運行状況を掲載しているので、自然と利用者が増えたためです。それにより運行状況に関する問い合わせも削減できました。利用者は待ち時間を減らし、旅行スケジュールに余裕を持って計画が立てられるようになったので、アンケートの結果、サービス満足度に関するスコアも大幅アップしました。
運営側も、どのバスがどこにいるかいつでも確認できるようになり、多少の遅延や連絡が途絶えたときでも慌てず、円滑な運行管理が行えるようになりました。

図:内部ではDriveViewのマップを使って運行管理しています

「駐車イベントマップ」の機能を使って滞在の多い地点を取得し、バス停以外に滞在が多く、ボトルネックや遅延につながる場所がないかのモニタリングも開始しました。公衆トイレが隠れた停車地点になっていることがわかったので、「そこに新しく停留所が必要かもしれない」「観光マップにトイレや休憩地点を記載したほうがよいかもしれない」という新たな施策に繋がりました。

図:滞在が多い地点を駐車イベントマップでピックアップしています

5.今後の展望
〜燃料消費を削減し、環境に配慮した運行を目指したい〜

今後は、運転手の運転行動や燃料消費をモニタリングし、環境に配慮した運行を目指していけたらと考えています。アイドリングストップなど現在でも取り組みを始めていることがありますが、数年単位で大きく環境に貢献できるところなので、モニタリング結果から今なにができるか考え、試してみることを今年からでも着手したいと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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