Cariotを音声で操作する実験 第3弾~音声で管理者とドライバーをつなぐ~

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Cariotの機能、料金パッケージなどが掲載されたパンフレットです。 Cariotを導入することで何ができるようになるのか、具体的にどう変わるのか、ユースケースごとにご紹介しています。

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こんにちは、Cariot(キャリオット)ブログ編集部です。

「Cariotシステムを音声で操作する実験」も3回目となりました。
第1弾ではCariotとAmazon Alexaをつなげ「Cariotを音声で操作する社内実験」、第2弾では「車内にiPhoneをつなげ、音声で車両の位置を知る実験」をしました。

今回は「管理者側から複数のドライバーへ一斉に集荷依頼、ドライバーからの返答を集約し、誰がどこに向かうのかを指示する音声実験」です。人気のデモ動画とあわせてご紹介します!
 
 
【目次】

 

・音声で「ながら運転」のリスクを減らす

例えば運転中のドライバーが、新たに別の場所に向かう必要がある場合、管理者から各ドライバーに対して個別に連絡をするためには労力が必要です。ドライバー側も、新規の依頼を確認するために車を停めるといった時間のロス、画面を確認するなど「ながら運転」のリスクが出てきます。

日常的に頻発する業務を運転を止めずに音声でやり取りできるようになると、管理者側は迅速な判断と手配が可能になります。また、ドライバー側は集荷の要不要をすばやく判断ができ、アラームを聞いてから画面を確認する必要もありませんので、注意が散漫にならず安全運転の実現が可能になります。

 

・音声でやり取りする流れを図で解説!

今回の実証実験は「配送業務」を想定しています。本部から配送員に対して新規の集荷依頼をしました。ただし、今回は単なる音声通信以上の機能も実装し、応答音声の内容を解析してすぐに画面で表示しています。

まずは全体の流れを図で解説します。

<全体図>

  1. 本部の画面(Web)から集荷依頼を送信
  2. 集荷依頼が各ドライバーの端末に送られ、音声でアナウンス
  3. 集荷に行ける/行けないを、ドライバーが音声で回答
  4. 回答結果が本部の画面に集約・表示される
  5. 本部で「誰が集荷に向かうのか」を決定し、結果はすべてのドライバーに音声で通知

という流れです。

管理者側は、Web画面の操作のみで対応ができます。ドライバー側に必要な動作は「声で応答する」だけです。モニターを覗き込むなどして確認する必要はありません。
これらの仕組みは「タクシー無線のような仕掛け」といえば分かりやすいかもしれません。

 

・さらに詳しく動画で解説! 雑音の中でシステムは反応するのか⁉︎

前回・前々回の「Cariot音声POC」ブログで反響の大きかった実験動画を、今回もご用意しました。
この動画に登場するドライバーは2人です。仮に田中さんと伊藤さんとします。全部で3パターン試しました。
また、外部環境の雑音の中でも音声システムが使えることを実証するため、運転席と助手席の窓を全開にしました(尚、この実験では両者役を同一担当者が行なっています。ご了承ください)。

まず本部から集荷依頼をパソコン上からドライバーのスマートフォン内のCariotに送信します。
・集荷依頼の入力

・集荷依頼の表示画像

【パターン1】
田中さんが「集荷に行きます」、伊藤さんが「集荷に行きません」

・田中さん社内動画

・伊藤さん社内動画

・本部側に表示される回答の集約と決定結果入力

【パターン2】
田中さんが「行きません」、伊藤さんが「行きます」

・田中さん社内動画

・伊藤さん社内動画

・本部側に表示される回答の集約と決定結果入力

【パターン3】
2人とも「行きます」、本部が田中さんに決定

・田中さん社内動画

・伊藤さん社内動画

・本部側に表示される回答の集約と決定結果入力

本部から各ドライバーに対し音声で「集荷依頼です。訪問できますか」の問いかけに、田中さん・伊藤さんがそれぞれ音声で「行きます/行けません」と回答します。すると、それほど時間をかけずにドライバーの端末には「田中さん/伊藤さんに決まりました」と、再び音声で結果が届きます。

肝心の使用感ですが、運転に集中できますし、率直に「楽だな」と感じました。ただ、今回の道路上の実験では、トラックやバスのエンジン音でアナウンスが聞き取りにくくなる場面もありました。実用化のためにはアナウンスを2回繰り返すなど、もう一工夫が必要になりそうです。

 

・「ながら運転」はNG! 緊急時も音声のやりとりで安全運転

2019年12月1日に「改正道路交通法」が施行されます。携帯電話やスマートフォン・カーナビ画面を注視する、PCの操作や読書をしながらの「ながら運転」では、違反点数・反則金が3倍に、危険運転や事故を起こした場合は即免許停止・高額な罰金を科されるだけでなく、新たに「1年以下の懲役または30万円以下の罰金」、危険に結びつかない違反、例えば運転中にスマートフォンなどを使用した場合では、程度によって「6月以下の懲役または10万円以下の罰金」となり、違反者はこれまで以上に厳しい処罰を受けることになります。詳しくは下記の記事をご覧ください。

改正道交法が12月1日施行。「ながら運転」が厳罰化、違反点数・反則金3倍、懲罰刑も!

道交法改正、新たな違反の創設。「あおり運転」厳罰化へ

今回の実験のように、Cariotシステムに音声操作が実装されれば「ながら運転」をする必要がなくなり、ドライバーは安全を確保しながら業務を行うことができるようになります。管理する側にとっては、さらなる業務効率化を進めることが可能になり、「スムーズで効率的な業務運営と安全管理の両立」の実現に役立つのではないかと思います。
 
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからもCariotは、より便利に使っていただくための機能の開発を進めてまいります。
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※本記事の情報、及び画像は、記事作成時点のものです。詳しくは最新の情報をご確認ください。

 

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Cariotでは最新機能を全て利用可能な2週間無料トライアルを実施しています。特に、最近では、あおり運転のニュースを受けてドライブレコーダーの人気・需要が高まっています。
安全総点検をお考えのお客様、営業車両や配送車両の運行管理に課題をお持ちの方は、ぜひ一度、無料トライアルで最新のCariotを体験してみてください。

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