“収益を守るための損害防止” 物流における「ロスプリベンション」

製品パンフレット

Cariotの機能、料金パッケージなどが掲載されたパンフレットです。 Cariotを導入することで何ができるようになるのか、具体的にどう変わるのか、ユースケースごとにご紹介しています。

無料でダウンロード
Pocket

■ロスプリベンションとは
欧米の小売業、流通業、海上貨物保険業界において、一般的な用語でもあるロスプリベンション。ロス=損害、プリベンション=未然に防ぐ、つまりロスにつながることを事前に見つけて、それに対して手を打ち、被害を最小限に抑える手法のことを指す。

小売業の損失で最も大きなものは商品の流出であるが、店頭での消費者による万引き、盗難よりも従業員による持ち出しの方が大きいと言われている。ある商品を売った場合の利益が3.5%、商品の原価率が70%だとすると、商品1個盗難にあうと20個を販売しないと元が取れない状況になるわけで、その対策に躍起になることは理解できる。

■物流センターでの盗難対策
物流センターでの盗難も大きな問題となっている。盗難防止は物流業界の大きな課題の一つで、低賃金や厳しい労働条件がその原因と考えられている。米国のアマゾンコムでは、物流センター内において盗難が発生した際に、倉庫内のスクリーンにアナウンスするといった措置を取っている。スクリーンがない倉庫施設においては、盗難の発生情報が掲示板に掲示される。要は「市中引き回しの上、張り付け獄門」的なものであろう。

日本の小売量販系の物流センターであれば、従業員はカバンなどの個人の持ち物は持ち込むことができず、また退勤時には全員の持ち物検査を行うところが多い。従業員や派遣社員を盗難で摘発してしまうと、不正を行った本人は不幸なことになってしまうわけで、従業員の損失を未然に防ぐためである。これがロスプリベンションであり、アマゾンコムの施策は抑止力にはなるがロスプリベンションから外れると考える。

■大手物流業界には電子化されていない膨大なデータがある
商品が商品ではなくなる瞬間は、貨物事故による破汚損である。物流センターにおける保管・荷役時や、トラック輸送時に発生する。事故を発生させた現場は貨物事故報告書を安全品質部に提出しなければならず、そこには被害状況と発生要因と対策を記入することになっている。そのデータをビッグデータに入力することにより、事故と発生要因の関係性が明らかになり、ロスプリベンションにつながると考えている。センサー技術などを用いて事故状況のデータが自動的に収集され、それがビッグデータとなりBIにて分析されると、一歩進んだロスプリベンションになると考えている。

 
※本記事の情報、及び画像は、記事作成時点のものです。詳しくは最新の情報をご確認ください。

あなたにおすすめのお役立ち資料

資料をもっと見る

関連する記事

お問い合わせ

ご不明点はお気軽にご相談ください

03-6869-2662
平日 10:00-18:00
お問い合わせ
Cariotについて知りたい方

活用方法・事例などをご紹介
3分でCariotがわかる

製品パンフレット
pagetop