新型コロナが物流・運送業にもたらした影響とは|With・Afterコロナの需要に応える輸配送の効率化

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Cariotの機能、料金パッケージなどが掲載されたパンフレットです。 Cariotを導入することで何ができるようになるのか、具体的にどう変わるのか、ユースケースごとにご紹介しています。

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こんにちは。Cariot(キャリオット)ブログ編集部です。

新型コロナウイルスの影響を受け、物流・運送業界は大きな打撃を受け続けています。With・Afterコロナの時代を生き残るにはどうしたらいいか、戸惑っている事業者の方も多いのではないでしょうか。
多くの事業者が収益低下に苦しむ一方で、少数ですが、影響を受けない、もしくは増収している事業者もいます。
今後、より求められる事業者になるためには、輸配送の効率を最適化していくことが必須となるでしょう。

【目次】
1.新型コロナウイルスが物流業界にもたらした影響
 1-1.仕事が減った運送業者
 1-2.影響を受けなかった運送業者
 1-3.生活を支える物流がゼロになることはない
2.Withコロナ・Afterコロナを生き残るための課題
3.Cariotで可能な輸配送の効率化
 3-1.走行ルートの最適化
 3-2.リアルタイムで車両状況を把握
 3-3.走行データを今後の業務効率化に役立てる
4.まとめ

 

1.新型コロナウイルスが物流業界にもたらした影響

2020年3月以降、新型コロナウイルス感染拡大対策のため、世界中で次々とロックダウンする国が出てきました。当然、輸出入にも影響を受け、輸出入に携わる運送業者にもその波は押し寄せています。

多くの運送会社が配送量を減らし、売上げを落とすなか、影響を受けなかった事業者もいました。そこで、以下の2つの事業者に分けて、新型コロナウイルスが物流業界にもたらした影響について解説していきます。

  • 仕事が減った運送業者
  • 影響を受けなかった運送業者

新型コロナウイルスが物流業界にもたらした影響は、単純なことではありません。事業者によって仕事が減った要因、影響を受けなかった要因を探ることで、With・Afterコロナの時代を生き抜く術が見えてくるでしょう。

1-1.仕事が減った運送業者

新型コロナウイルスの影響で運送業者の仕事が減った理由は、主に以下の2つです。

  • 海外からの輸出入の停滞
  • 顧客である店舗・宿泊施設の営業自粛

新型コロナの影響により、まず中国からの資材輸入がストップし、幅広い分野で配送量が大幅に減少しました。そのために、休車せざるを得ないケースも出ました。

また、外食産業や観光業も休業要請により営業自粛を余儀なくされ、苦境に立たされています。レストランやホテルが営業しなければ、平時に必要だった食料や資材も不要になり、芋づる式に運送業者の仕事量も減少します。

業種別に見てみると、外食・観光・航空・旅行・ゼネコンなどの建築・製造などの業種へ運送を行っている事業者に仕事が減ったという傾向が見られます。

新型コロナウイルスによって仕事が減った事業者にはいくつか共通点があります。

  • 1社、もしくは少数の荷主としか取引をしていない
  • 特定の業種のみと取引している
  • 参入障壁の低い業務をしている
  • 営業活動をあまりしていなかった

コロナ以前からの仕事のやり方に固執し、開拓を求める気概を持たなければ、配送量は減る一方でしょう。

1-2.影響を受けなかった運送業者

運送会社の中には、新型コロナウイルスの影響を受けなかったところもあります。その理由として以下のことが挙げられます。

  • 減った配送量をカバーするほど医薬品や日用品の配送が増えた
  • 複数の業界と取引があった
  • 差別化できる特徴がある業務内容だった
  • 営業活動に力を入れている

業種でいうと、医療機関、食品、ネット通販などへの運送を行っている運送業者は、コロナの影響を受けにくい傾向にあるようです。

医療機関や調剤薬局向けの配送は、コロナ禍においてもっとも必要とされる配送のひとつといえるでしょう。

また、ステイホームで日用品や食品を買いだめする動きもあり、食品・ネット通販の荷量は増えています。一時は供給が需要に追いつかない事態になることもありました。

新型コロナウイルスによる影響を受けなかった運送業者に共通することは、影響を受けた業者と反対の要素を持つ業者です。

  • 複数かつ多数の荷主と取引をしている
  • 多種の業種と取引している
  • 参入障壁の高い業務をしている
  • 営業活動を積極的にしている

新型コロナウイルスのような予期せぬ事態が起こった時に、いかに柔軟に従来の業務形態を変えていけるかも、今後を生き残るための重要な要因になります。

1-3.生活を支える物流がゼロになることはない

新型コロナウイルス感染拡大の影響は、普段ならすぐに手に入る日用品や食品などが入手しにくくなるのではないか、という恐怖が人々の行動でも表れました。その結果、マスクや消毒液、トイレットペーパーや小麦粉などの買い占めの現象が起き、物流が止まるのではと心配する声が出てきました。

それだけ消費者の生活は社会的インフラとしての物流に支えられていますが、結論から述べると、物流がストップすることは、まずないでしょう。
なぜなら、物流は現代の社会にはなくてはならないものだからです。自然災害などによる甚大な被害が、一時的に物流を止めることはあるかもしれませんが、それは「一時的なもの」です。

今回のコロナ禍は収束する気配をまだ見せず、長期化が予想され、物流の流れを途切れがちにさせています。配送などの仕事が激減した業界もありますが、反対に増加した業界があることも忘れてはなりません。企業間配送では落ち込んでいても、個人向け配送量は増えている点にも注目したいです。

 

2.Withコロナ・Afterコロナを生き残るための課題

新型コロナの影響は、今までなら考えられなかったような生活様式や新たな働き方の変化をもたらしています。働き方では在宅勤務がいい例ですが、物流・運送業界とて、例外ではありません。

運送業者として、With・Afterコロナの世界を生き延びるためにはいくつかの課題があります。

まず、配送量が激減した業種に固執せず、逆に、配送量が増えた業種に参入し新たな取引を拡大していくことは避けられないでしょう。

また、他社の追随を許さない事業を目指すことも必要になってきます。業務内容の参入障壁が高ければ高いほど、予測不能の事態にも強みを発揮することができます。そのためには、初期投資がかかることもありますが、先々生き残るための投資と思えば、一考の余地はあります。

視点を変えて、減少傾向にある企業間配送(BtoB)のみならず、消費者をターゲットにしたBtoC物流にも着目し、業界を問わずに幅広く輸配送を行うことも、成長につながります。

さらに、かねてからの課題であるドライバー不足問題も深刻です。新型コロナウイルスと共存する時代に求められる物流業者になるためには、輸配送の効率化、IT化に取り組むことも必須でしょう。

 

3.Cariotで可能な輸配送の効率化

Cariotは輸配送の効率化を提案できる、最先端のモビリティ業務最適化クラウドです。

Cariotで可能な輸配送の効率化は、大きく以下の3つになります。

  • 走行ルートの最適化
  • リアルタイムで車両状況を把握
  • 走行データを今後の業務効率化に活用

AIを活用した走行ルート最適化機能で、過去の走行ルートの改善点を可視化できます。

車両に携わる人全てが、リアルタイムで車両の位置や状況を把握することができるため、今まで電話連絡などに割いていた時間をセーブすることができます。

過去の走行データは全て記録され、今後の業務改善、効率化に役立てることができます。

Cariotはこれからの時代を生き抜く運送会社を、それまで見落としてきた輸配送業務の非効率な点を改善し、更なる効率化に導いてくれます。

3-1.走行ルートの最適化

Cariotが可能にする、走行ルートの最適化によって得られるメリットは多くあります。主なものは以下の通りです。

  • 従来かかっていた走行ルート作成の手間が省ける
  • 万一の事故やトラブルにも素早く対応できる
  • 事故または渋滞を回避可能なルートの提案ができる

複数拠点への輸配送で課題だったのは、やはり時間のロスでしょう。
Cariotなら、AIを活用して最適な走行ルートを提示してくれるため、それまでドライバーの技量に任せていた車両の走行ルートや走行時間のロスが確実に削減できます。

大量かつ多種多用なデータを解析することで、自力では見えなかった改善点を多数発見することができ、細かいフィードバックをしてくれます。

デバイスをシガーソケットに挿入するだけで、現場への導入もスムーズです。

3-2.リアルタイムで車両状況を把握

Cariotはリアルタイムで車両状況が把握できるため、「車両が今、どこにいるのか」「時間通りに配送先に着いたか」などの心配はもう無用です。

出発から到着まで、効率よく車両管理ができます。仮に遅延があった場合も、配送計画の到着予定時刻と比較して速やかに検知、通知してくれます。

リアルタイムで車両の走行位置を把握することで「都度、電話確認をする必要がなくなった」と成果を実感するご担当者様もいらっしゃいます。

車両の予約機能では、オンラインで簡単に予約、空き状況確認をすることができます。車両を複数のドライバーで使用する場合にも便利です。

さらに、危険運転検知機能もついていて、これまでなら見逃していたドライバーの急加速・急減速や急ハンドル、速度超過などを記録で残せます。ドライバーに説得力をもって指導できるので、未然に事故を防ぐのに有効です。

3-3.走行データを今後の業務効率化に役立てる

Cariotができる、走行データを今後の業務効率化に役立てることが可能な機能は以下の通りです。

  • 走行履歴
  • 走行データ分析(重ね合わせ)
  • 駐車イベントマップ
  • ルート最適化
  • レポート作成
  • ダッシュボード作成
  • 配送計画

過去の走行データから、無駄な走行がないか、長期滞在している箇所はないかなどを確認し、今後の業務改善、効率化に活用できます。

また、事前設定なしで複数の過去の走行ルートを比較できるので、無駄な走行や活動エリアの重複を早期発見することにつながります。

ドライバーの一日の動きを視覚化して把握できるので、効率化の指導もしやすいでしょう。

 

4.まとめ

With・Afterコロナ時代を生き抜く運送会社になるためには、課題も多く、決して簡単なことではありません。しかし、コロナ禍が物流・運送業界に与えた影響を見直すことで、これからの運送会社に何が必要なのか見えてきました。
なかでも、輸配送の効率化は喫緊の課題です。一日も早く取り組むことが、現状の改善につながるでしょう。
 
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからもCariotは、より便利に使っていただくための機能の開発を進めてまいります。
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