「ながら運転」の罰則強化、反則金が3倍に!

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こんにちは、Cariot(キャリオット)ブログ編集部です。

クルマの運転中に、スマートフォンなどの携帯電話を使用する「ながら運転」。近年では、そのような危険な運転が起因する死亡事故が数多くニュースになるなど、社会問題となっています。
そんな中、「ながら運転」の罰則強化を盛り込んだ道路交通法(以下、道交法)改正案が、2019年3月8日に閣議決定されました。当初の予定を前倒し、年内に施行される見込みとなっています。

以前このブログでも、18年12月に発表された道交法改正試案についてお伝えしておりましたが、その試案を一般に公開し、パブリックコメントの募集が行われていたことでも話題となっています。

【目次】
1.「ながら運転」に起因する交通事故が増えている?
2.運転中の携帯電話使用はこんなに危険!
3.「ながら運転」罰則強化の内容とは?
4.“乗ったら使わない”の徹底を

 

1.「ながら運転」に起因する交通事故が増えている?

2017年(平成29年)度の携帯電話使用等に係る交通事故件数は、警視庁発表によると全国で1,885件。件数でいえば、ここ数年横ばいであるものの、このうち、画面を見たり操作したりしたために起きた“画像目的使用”の事故が増加傾向にあるようです。
また、同年度で携帯電話使用等に係る死亡事故は32件発生しており、うち“画像目的使用”が実に75%を占めるという状況。
“画像目的使用”とは、携帯電話等で画像表示部位を注視、および同目的でボタン操作をすることなどを指しています。具体的にはおもにスマートフォンでのインターネット検索、サイトやメールの閲覧を行なったり、アプリを使ったゲーム操作なども当てはまるでしょう。

◆携帯電話使用等に係る交通事故の発生状況◆


※警視庁発表資料より

一方で、“通話目的使用”による交通事故件数は年々、減少しており17年度では137件。“画像目的使用”がその8倍にものぼっているのは、近年のスマートフォン普及によるところが大きいのではないでしょうか。通話の場合、前方などを目視しつつ行なっているケースもあるかもしれませんが、スマートフォン操作の場合、必然的に視点は画面へと移ってしまうため、前方不注意などが起きやすくなると考えられます。

 

2.運転中の携帯電話使用はこんなに危険!

運転中、スマートフォンでメールをちょっと確認…。たとえばその2秒間。ドライバーにとってはほんの一瞬かもしれませんが、走行中のクルマにとっては状況が一変してしまうのに十分な時間なのです。時速60キロの場合、2秒だと約33メートル進むことになります。視点をスマートフォンから目先の道路に戻した時には、前のクルマが信号などで停止、歩行者が道路を横断していた、なんてことが起きていてもおかしくありません。
そういった状態で気づいた時にはすでに遅く、事故となってしまうケースが多いのかもしれません。

 

3.「ながら運転」罰則強化の内容とは?

さて、気になる罰則の詳細は下記となっています。

◆運転中のスマートフォン・携帯電話の使用、カーナビの注視◆
変更前)5万円以下の罰金
変更後)6か月以下の懲役または10万円以下の罰金

※「交通反則通告制度」(反則金制度)が適用された場合[普通車]
変更前)反則金6,000円
変更後)反則金1万8,000円

◆交通に危険を生じさせた場合(事故等)◆
変更前)3か月以下の懲役または5万円以下の罰金
変更後)1年以下の懲役または30万円以下の罰金

※「交通反則通告制度」(反則金制度)が適用された場合[普通車]
変更前)反則金1万5,000円
変更後)反則金制度の適用外

スマートフォン等使用による反則金に関しては、試案の段階では、現行の5倍に引き上げる内容でしたが、パブリックコメントなどの意見も踏まえた上で、3倍に設定されたようです。
なお上記の違反については、よほど悪質でない限り、反則金制度が適用されると想定されます。
ただし、交通事故などを発生させてしまった場合の罰則はより強化されており、反則金制度が適用されず刑事手続きとなるため、起訴されることもあります。

 

4.“乗ったら使わない”の徹底を

「ながら運転」については、当然、本来行なってはいけないもので、多くのドライバーがその認識を持っていることと思います。ただ実際には、運転中などクルマの中で仕事に関するちょっとした確認や連絡が発生した際に、少しだけなら、という気持ちが出てきてしまうのかもしれません。
そんなときには、目先の便利さではなく、万一の際のリスクを考慮した上で、停車する、もしくはクルマを降りてからの対応を行いたいものです。厳罰化されたから気をつける、ではなく罰則がどうなろうとも「ながら運転」は行わない、という心がけが大切になってくるのではないでしょうか。
少しの不注意が大きなリスクとなることを胸に、日頃から、“乗ったら使わない”という意識をもって運転に臨みたいところですね。
 
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからもCariotは、より便利に使っていただくための機能の開発を進めてまいります。
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