運行責任者にも罰則?​ 雪道運転時の違反規定と地域別道交法一覧

2019.10.29管理者必読の法律情報 , 車両管理ニュース , Cariot機能紹介
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こんにちは、Cariot(キャリオット)編集部です。

北海道や青森、富士山の初冠雪のニュースが届く季節になりました。
前回は、2018年12月に施行された「チェーン規制」のおさらいについてお届けしましたが、今回は「雪道運転の注意点」「雪道運転での罰則規定」についてご紹介します。

【目次】
1.交通がストップ!そのときに起きること
 1−1.ドライバーの「安全の確保」と「現状把握」が必要
 1−2.どんなときでもコンタクトが取れる仕組みづくりを
2.突然の大雪で慌てないために〜雪道走行の注意点〜
 2−1.慣れていても「雪道運転」は要注意
 2−2.ノーマルタイヤの雪道走行は違反!場合によっては刑事処分も⁈
 2−3.都道府県別!事前にチェックしたい「雪道運転の道交法一覧」
3.大切な業務の一環として万全の準備を!
 3−1.冬用タイヤの種類をおさらい
 3−2.車両本体のチェックも忘れずに!
 3−3.チェックリストを活用して安全運転を!

1.交通がストップ!そのときに起きること

1−1.ドライバーの「安全の確保」と「現状把握」が必要

日本は台風や地震、突然の大雪などといった自然災害が多い国です。
前回の「突然の『大雪警報』冬タイヤでも懲役・罰金刑の可能性も!」でもお伝えしましたが、業務中の渋滞や事故、災害発生時、大雪による立ち往生や、思いがけない理由で車両が動かない・動けなくなる可能性もあります。
車両が動かなくなると、流通網は大きな打撃を受けます。「物流」といっても、物だけでなく、場合によっては人を乗せていることもあります。
不測の事態が起きたとき、ドライバーと管理者の間で連絡が取れず、車の所在地、ドライバーの安全確保の有無などの現状把握が十分にできないことも予想されます。
このようなときでも、普段通りに連絡が取れるようにするためには、

・GPSでドライバーの位置を把握できるようにしておく
・一斉にコンタクトが取れる手段を用意する

点が挙げられます。

 


1−2. どんなときでもコンタクトが取れる仕組みづくりを

事前にさまざまな準備をし、対応策を講じていても、災害が発生したときは情報収集に時間がかかる事態になるかもしれません。
普段から、荷主/荷受け業者の“双方が情報を共有する仕組み”を持っていると、いざというときの安心感が違ってくるのではないでしょうか。

 
Cariotでは、車両の動態管理、車両の位置情報を把握などの対策本としてPDF資料を用意していますので、ご覧ください。

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まずは目次を確認したい方はこちらをクリックください。

 

2.突然の大雪で慌てないために〜雪道走行の注意点〜

2−1.慣れていても「雪道運転」は要注意

あまり雪が降らない日本の主要都市では、毎年1月〜2月になると、雪や路面の凍結による事故が増えるというデータがあります。

雪に慣れている地域でも、猛吹雪で視界が遮られる「ホワイトアウト」や、路面の凍結によるスリップ事故・多重事故、ゲリラ豪雪による立ち往生や玉突き事故が発生し、毎年ニュースになっています。
安全な雪道運転のためには、冬用タイヤに履き替えることが大前提です。ノーマルタイヤのまま走行すると、刑事処分の対象となります。

2−2.ノーマルタイヤの雪道走行は法令違反!場合によっては刑事処分も⁈

冬用タイヤに履き替えず雪道を走行すると、各都道府県の公安委員会が「道路交通法71条6号」に基づき制定した「公安委員会遵守事項違反」となり、違反点数はないものの、下記の反則金が科されます。

・大型車 7,000円
・普通車 6,000円
・2輪車  6,000円
・原付  5,000円

※悪質と判断された場合は刑事処分(同法第120条1項9号)となり、5万円以下の罰金刑を科されることがあります。

雪道対策を怠り事故を起こすと、ドライバーを雇用している企業は「運行供用者責任(自賠法第3条)」や「使用者責任(民法第715条)」に問われることがあるため、運転者だけでなく企業側も注意が必要です。

2−3.都道府県別!事前にチェックしたい「雪道運転の道交法一覧」

冬用タイヤに履き替えたら、各都道府県が発表している「雪道運転の関する道路交通法」の確認です。
都道府県はそれぞれ、積雪・凍結した道路を運転する際、スタッドレスタイヤ・チェーンで「滑り止めの措置」を講じるよう定めています(沖縄県を除く)。

例えば東京都は、

東京都道路交通規則 第8条第6号
「積雪又は凍結により明らかにすべると認められる状態にある道路において、自動車又は原動機付自転車を運転するときは、タイヤチェーンを取り付ける等してすべり止めの措置を講ずること」

となっています。

目的地や通過する地域には、どのような交通規則があるのか、ドライバーへの周知・安全教育とともに、事前に調べておいた方がよさそうです。

【参考資料】一般社団法人日本自動車タイヤ協会
都道府県道路交通法施行細則又は道路交通規則における積雪、積雪、凍結時の防滑措置(2019年8月現在)

 

3.大切な業務の一環として万全の準備を!

3−1.冬用タイヤの種類をおさらい

雪道運転を行う前に、タイヤチェーンを用意すること・必ずノーマルタイヤから冬タイヤ(スタッドレス/スノータイヤ)に履き替える必要があります。
チェーンの着脱に不慣れな場合、事前に安全な場所で練習しておくと、いざというとき慌てずに対処できるかもしれません。


引用:NEXCO「雪用心 冬装備を万全に細心の注意で安全運転」

また、何かあったときのために、車に積んでおくとよい「基本アイテム」もご紹介します。


引用:NEXCO「雪用心 冬装備を万全に細心の注意で安全運転」

この他に、

・雪下ろしグッズ
・冬用ワイパー

などがあると安心です。
 

3−2.車両本体のチェックも忘れずに!

雪が降る地域では、車両本体の凍結にも気を配る必要があります。
走行中の思わぬトラブルを避けるためにも、運転する前に車両の整備・点検をしておく方がよさそうです。


引用:NEXCO「雪用心 冬装備を万全に細心の注意で安全運転」より
 

3−3.チェックリストを活用して安全運転を!

安全に業務を追行するためには、事前の準備とチェックが重要ですが、ドライバーへ周知・チェックリストなど一覧表作成といった業務負担が増えてしまうかもしれません。
そういうときは、国土交通省長岡国道事務所が公開している「おでかけ前チェック」などのリストを活用してみてはいかがでしょうか。

次回は、「大雪の中で身動きが取れない!いざというときの対処法」についてお届けします!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Cariotでは、より便利に使っていただくための機能の開発を進めています。
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