「地図」を越えたロケーションサービス「Googleマップ」

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CUNEMOの森です。今回は、Googleマップについてご説明します。

■「Google先生」の地図バージョン
私もそうですが、皆さんは「Google先生」つまりGoogle検索に大変お世話になっているはずです。Google検索は、何か調べ物をしたい、正式名を思い出せないことがあるなど、何でも困ったら教えてくれる、大変ありがたいサービスです。
この地図バージョンが「Googleマップ」です。住所やビル名、会社名、店舗名から瞬時に地図を表示してくれます。さらに大きな建物ではその内部まで表示します。ナビゲーション機能も充実していて、出発地点から目的地までの自動車、電車、徒歩、自転車、さらには飛行機を使った行き方も教えてもらえます。渋滞情報も表示され、ルートの検索時にその影響が反映されます。

Googleマップは2005年2月に米国でサービスが開始されました。日本はその年の7月にサービス提供されていますので、11年あまりが経過したことになります。今では「地図といえばGoogleマップ」というくらい、人々の生活の中に根付いています。
Google検索とGoogleマップは一体化した使い方ができます。例えば施設名や会社名を検索すると検索結果と所在地図が一緒に表示されます。

iTunes「Google マップ(Google, Inc.)」ページより抜粋

iTunes「Google マップ(Google, Inc.)」ページより抜粋

■GoogleマップにはAPIがある
このように、大変便利なGoogleマップですが、利用者は、わざわざGoogleマップのページに移動しなくても、Webサイトや、不動産、グルメ、ホテル検索などの別のアプリケーションソフトウェアに組み込まれたマップを利用できます。この仕組みをGoogleMaps APIといいます。Google検索にはこのようなAPI提供はありませんので、Googleマップに特有の機能と言えます。なお、APIの利用は一部を除いて有料となっています。

■世界中をカバーする
Googleマップはほぼ世界中をカバーしていますが、それには世界中の地図会社が国や地域毎に地図データを提供しています。日本ではゼンリンで、中国はAutoNavi、韓国はSK Telecom、台湾はKingwayTekです。ちなみに北朝鮮は公式の地図データが無いため、一般利用者が作成した地図を一部のエリアで表示しています。Googleは、そうして各所から提供された生データを加工して、同じように見えるようにしています。
また、多言語対応もされており、外国の地図の文字表記は日本語の読みと現地語の両方でしてくれます。海外旅行に行った際に、スマートフォンのマップアプリを開くと、現地の地名や駅名が現地語に加えてカタカナ表記されていると大変心強いです。ナビゲーションも鉄道では時刻表にも対応しているので、日本国内にいるのとほぼ同じ感覚で現地を移動することができます。

■地球は平面?
もともとは丸い地球をモニター画面という平面に表示するために、GoogleマップはGoogle独自の「メルカトル図法」を採用しています。この図法は北極と南極を両端とする円筒に地球を投影します。結果的には赤道付近に比較すると、緯度の高いロシア・カナダと南極大陸が巨大に表示されて、高緯度の地域では使い勝手があまり良くありません。日本国内で利用する場合には実用上の問題にはなりませんが、北海道は九州や沖縄よりも大きく表示されています。

地球上の同じ大きさの円をメルカトル図法で投影したもの。どの円も小さければ歪む事なく円になるが、大きさは緯度によって異なる(「メルカトル図法」wikipediaより)

地球上の同じ大きさの円をメルカトル図法で投影したもの。
どの円も小さければ歪む事なく円になるが、大きさは緯度によって異なる
(「メルカトル図法」wikipediaより)

■「地図」を越えた「ロケーションサービス」
このように、Googleマップは、従来の「地図」という範疇を大きく超えて、人々の行動支援を様々に行う「ロケーションサービス」とも言えます。単に地図だけだったら、今日のように誰もが使うようにはならなかったでしょう。これだけ使えて利用料金がかかりません。Google先生は偉大です。

 
※本記事の情報、及び画像は、記事作成時点のものです。詳しくは最新の情報をご確認ください。

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