アルコールチェック運用をきっかけにスマホアプリで位置情報把握や安全運転管理を実現した事例

スマホアプリでCariotを活用いただくことで、アルコールチェックの運用や社員の位置情報を把握し、業務の効率化に取り組まれている荏原印刷株式会社様。取得した走行ルートや走行情報はドライバーの業務時間削減や安全運転管理にも役立っています。

1導入前の課題

ホワイトボードで移動先を管理、電話が繋がらないと何もできない状況

製作から運送まで自社一環工程で行う荏原印刷株式会社様は、本社兼印刷工場を東京都大田区矢口に構え、厚紙やUV印刷などの特殊印刷やオリジナル商品を展開しています。毎日、営業車・トラックで完成した印刷物をお客様の元までお届けしています。

Cariot導入前は営業スタッフの訪問先はホワイトボードで管理していました。行き先がわかっていても今が移動中なのか、打ち合わせ中なのか、どのあたりにいるのかがわからず、お客様から営業担当者と連絡をとりたいと問い合わせがあったときに、こちらから電話をかけても繋がらない場合、どうにもできませんでした。お客様からの問い合わせは納品物がいつ届くのか?といった催促のことも少なくなく、社内で電話を受けるスタッフも営業担当者がどこにいるのか、いつ電話が繋がるのかわからず返答に困っていました。

また、管轄警察署よりアルコールチェックについてのアナウンスがありました。運用を開始するにあたってノートに記帳することも考えましたが、それでは各自に共有ができないため、なにかよい対応策がないか検討をはじめました。
まずは営業担当者の位置情報が把握でき、アルコールチェック管理もできるようなサービスをインターネットで探しました。

代表取締役社長 仁科 定 様
2導入の決め手

スマホで位置がわかることで運転以外の移動も把握可能に

サービスを探す前は、車はタコメーターで管理するイメージがあったのですが、車につけないといけないものなので電車や徒歩の移動中はどうするのかと考えました。
車だけでなく人の移動を管理したかったので、そのようなサービスがあれば良いと思っていました。
他社のサービスも見ましたが、価格が高かったり、求める機能がなかったりであまりピンときませんでした。
その中でCariotは車以外での移動中の管理も可能で、求めているものに近いと感じました。
また、営業担当者にはスマートフォンを支給していたので、アプリで管理できるのもピッタリだと思いました。
価格が安かったことも決め手になりました。

3成果

位置情報把握とデータの自動取得でアナログ作業をデジタル化、安全運転管理も実現

まず営業担当者には、アルコールチェックをノート記帳から支給しているスマートフォンでの運用に切り替えると伝えました。その方がみんなも面倒くさくないでしょう、と伝えるとすんなり受け入れてくれました。営業担当者はスマートフォンの操作には慣れていますから、利便性を感じてくれたように思います。
管理者画面は、今は私だけが見ていますが、今どこにいるか、誰が動いているかがひと目でわかるので本当に便利です。
お客様からの問い合わせにもあとどれくらいで到着できるか、正確に返答できるようになり、電話の確認ラリーが無くなりました。
また、社内で毎日スケジュールの進捗を確認する会議があるのですが、その際に参加できる社員を確認することにも活用しています。
例えばすでに外出している社員がいたら、2時からの会議は別の人に依頼しよう、といったこともできるので、時間になってからあの人がいないから電話して呼ぶとか、「もう外出しているようだから別の人に頼もう」、などというやりとりも不要になりました。

営業担当者には毎月一度、月報とあわせて走行ルートや走行データをフィードバックしています。
そうすることで、「こんなにスピードが出てるの?」と確認しにきたり、自分のルートを振り返ったりと、各々の安全運転に対するアンテナが立ちはじめました。
これは思わぬ副産物です。
今では時々私のところにきて管理画面を覗きながら、こんな風に見えるんだと羨ましがられています。
月報は自動で作成できるので、営業担当者は月報作成の手間もなくなり、作業時間も削減されています。

Cariotはとにかく便利です。この価格でこんなに必要な機能が備わっていて、本当にありがたいです。

4今後の展望

アプリをさらに活用し、納品書登録まで完結したい

現在も十分に満足していますが、私以外も運用できるようにCariotの機能を見定めて独自の管理者画面を作成していきたいですね。まだ使いこなせていない機能もあるので、セミナー(※)に参加して活用に繋げたいと思います。
※編集部注:Cariotでは不定期に導入企業様向けのオンラインセミナーを開催しています。

お客様によって配送の午前必着や時間指定などもあり、その際は到着しているかの確認だけでなく納品済みか否かを知りたい場合があります。
新しい運転報告の機能で写真をアップロードできると聞いたので、それを活用して納品書を添付してもらうなどすれば、さらに便利に使うことができそうです。

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