技術管理部　北村 昌史 様

配送業務は2社の協力会社に委託していますが、問い合わせは当社が受けるので、何かあった際は対応するスタッフが必要でした。
通常どおりの時間で配送が進行していれば問い合わせはありませんが、遅延が生じた際は同時に十数件の電話対応が重なってしまうこともあり、打開策を検討しはじめました。
また、これまでは配送が完了した際は、車両に設置された無線から連絡を受けていました。無線に応答し終了時刻を記録するためにスタッフが時間を割いていたため、労力がかかっていました。

同業他社がCariotを導入していたので現地で見学させてもらいました。実際に活用されている場面としてCariotを装着したトラックがどこを走っているのかがわかりましたし、日々の車両データを取得したり活用されている様子を見て、使い勝手が良さそうでこれなら弊社でも導入できそうだと思いました。地図が使い慣れたGoogleマップ※で表示されていたのも見やすくてよかったです。新聞社、新聞印刷関連会社では輸送担当の会合が定期的に開催されており、Cariotの使用感について尋ねられることもあります。

また、協力会社に車載デバイスの設置を依頼する際に複雑な設定は不要で、持ち込みと取り付けが簡単なこともあり、自社でも活用できそうだと感じました。
同業他社で利用されている他のサービスも調べましたが、費用面で折り合いがつかず、その点Cariotは初期費用がかからなかったのも決め手になりました。

※【Googleマップ】はGoogle LLCの商標です。

販売店には決まったルートで配送しているので、CariotのDriveCastから該当するルートのURLを作成し、QRコード化してお渡ししておくことで、いつでも車両の位置を確認してもらえるようにしました。これにより、トラックの現在地の問い合わせを削減することができました。

社内ではDriveViewを活用して、日々、車両の位置情報を確認しています。また、車両レポートを自動作成しているので、それをもとに走行時間や到着時間を確認することに活用しています。

導入開始時は協力会社にも新たな作業を依頼することになったので、ドライバーがデバイスを積み忘れてしまったり電源を入れ忘れたりすることもありましたが、3か月ほどで運用は定着したように思います。
同じトラックが毎日同じコースを走るわけではないので、乗務のたびに指定コースのデバイスを確実にトラックに積んで走行してもらうよう工夫して運用しています。
販売店や卸し場所の数が多いので、導入時の拠点登録が大変かなと思いましたが、登録操作自体は簡単だったので難なく登録を完了できました。

配送完了時に受けていた無線連絡がCariot導入により不要になったので、社内の対応業務もなくなりました。車両および、管制室に設置していた無線は、協力会社が用意した専用の高額なものだったので、これを解約することで協力会社もコスト削減することができました。