車両のリアルタイム位置情報を見守る体制を構築することで、ドライバーが安心して走行できる環境づくりを実現

河北新報社様にて発行された新聞を積み込み、東北の雪道や暗い険しい道を真夜中から早朝にかけて時間厳守で走行する河北新報輸送社様。CariotのDriveCast機能をご活用いただき、雪道や通行止めなどが発生した際も安全なルートを見つけ誘導し、ドライバーが安心して走行できる運転環境を整えていらっしゃいます。

1導入前の課題

時間厳守の配送に遅れが発生してもどこにいるかわからない

宮城県仙台市に本社を構え新聞発行を行う河北新報社様と、販売店への輸配送を請け負う河北新報輸送社様。新聞をお届けする販売店は宮城だけに留まらず、青森・秋田・福島など東北6県に毎朝朝刊と、仙台市とその近郊に夕刊を運んでいます。
朝刊配送が印刷センターを出発するのは22時、そこから東北全域の販売店に到着するのは深夜1時を過ぎます。3トントラックで各地へ向かう真夜中の運転は、慣れたドライバーであっても難しいものがあります。
東北ならではの積雪や吹雪で道が通れないことや、高速道路の通行止めなど、予定していた走行ルートが突然通行できなくなることもよくあります。その場合、迂回ルートを探す必要がありますが、険しい道の中で時間が迫る中、すぐに最適なルートを見つけ出すのは困難です。
ドライバーだけで解決するのは難しく、販売店への到着が遅れてしまうことがありました。

販売店の仕事も朝に集中しているので、5分10分の遅れが大きなロスになります。そのため販売店も非常に敏感になっていて、遅れて到着するドライバーが怒られてしまうようなこともありました。これまでは無線や電話でドライバーとやり取りをしていましたが、「いつ着く?」と聞きたくても、運転中のドライバーはその対応ができません。販売店から問い合わせがきても正確な情報をすぐに回答できないので、なんとかこれらを解決できないものかと考えていました。

2導入の決め手

正確な位置情報をログインなしで誰でも確認できるDriveCast

車両の位置情報を正確に確認できるシステムを探して、同業他社様からCariotを紹介していただきました。
地図上で3秒に一度同期される車両の位置情報の動きがとてもスムーズで、尚且つ正確だったので採用することにしました。Googleマップ※に表示される点も見やすかったです。
また、DriveCast機能を使えばログインなしで誰でも位置情報が確認できる点もとてもよかったです。 IDやパスワード入力などが不要で、スマートフォンからも確認できるので、今は100店舗以上ある販売店のほとんどにDriveCastのURLを共有しています。
どうしてもパスワードを入力したりする工程があると、URLを配布しても見てもらうハードルが高くなってしまいますが、Cariotにはそれがないので、販売店の方も活用してくれています。
これによって、販売店からの電話での問い合わせ数は格段に少なくなりました。

※【Googleマップ】はGoogle LLCの商標です。

3成果

電話問い合わせの削減に成功、ドライバーも安心して走行できる環境へ

問い合わせが削減された分、対応する工数が減ったのでかなり助かっています。
また、Cariotを導入したことによって、ドライバーが安心して走行できる環境が整ったと感じています。

例えば、初めてそのルートを走行することになったドライバーから、「少し心配なので見ていてください」と出発前に言われたりするんです。監視されているような不安感ではなく、「見ていてくれている」安心感があるのだと思います。
走行する東北の道はひたすらまっすぐで景色が変わらないところも多く、どこを走っているかわからなくなってしまうこともあります。そういった時にきちんと見守ってくれている安心感、もし途中で道が通れなくなっても誘導してもらえる、という気持ちがドライバーの安心走行につながっているように感じます。

実際に職場の雰囲気もよくなって、離職防止効果もあると考えています。
「あそこの道は行きたくないな」が、「なにかあってもナビしてもらえるから心配なく行ける」に変わったのはとてもいい変化ですね。
最近も、委託先輸送会社の車両が走行中に立ち往生してしまい弊社の車両で代替輸送を行ったことがあったのですが、慣れない道で販売店へ向かう途中、道に迷ってしまっていたところ、DriveCastを見ていた販売店の方が駆けつけて、道を誘導していただいたことがありました。
車両位置を正確に把握して見守る環境だからこそできたことだなと思います。

4今後の展望

日報の自動作成でさらなる業務効率化を

今あるCariotの機能で大幅に業務が改善されたので、不満はありません。
DriveCastとDriveViewを活用して、リアルタイムな位置情報や走行ルートのナビゲーションができています。
なにかトラブルが起きた際には走行軌跡を確認したりしていますが、まだまだ活用できる機能があるなと感じています。
例えば予定に遅れたらメール通知される遅延検知、活用できたらとても役立つと思います。位置情報を正確に登録しないといけないので、そのあたりは今後Cariotと一緒に取り組んでいけたらいいですね。

日報も現在は手作業で作っているので、この業務もCariotでできたらさらに便利になると感じています。これまでの習慣で、アナログで日報作成をしていますが、タイミングをみて切り替えられたらと思います。
Cariot導入時、特に抵抗感なく導入できたので、実際に始めてみると便利になることは皆わかってくれています。
今後はリアルタイム機能以外もうまく活用して、さらに良い労働環境づくりに取り組みたいですね。

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