傭車管理の課題とは|荷主と受託者それぞれの利用目的

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Cariotの機能、料金パッケージが掲載されたパンフレットです。 機能紹介は、機能一覧の他に、輸配送、およびフィールドセールス・フィールドサービスの、それぞれの用途で車両をお使いの場合に生じうる課題の解決に役立つものをピックアップし、より詳しくご紹介しています。

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車両の輸送管理がうまくいかないと感じることはありませんか?自社の人員や車両を十分に活用しきれているのか不安になる場合もあるでしょう。特に傭車を使っていると、より車両の管理が複雑になります。この記事では、傭車を利用するメリットや傭車管理の課題、効率的な傭車管理方法をはじめ、どのように輸送効率化を図っていけばよいのかについて紹介します。

【目次】
1.傭車とは
2.傭車を使用するメリット
 2-1.荷主側のメリット
 2-2.受託者側のメリット
3.傭車管理の課題
 3-1.自社の社員ではないため教育ができない
 3-2.責任は荷主や元請けにある
 3-3.管理が難しい
4.傭車管理の方法
5.傭車を含めた輸送効率化を実現するには
 5-1.傭車・自社の車両の輸送効率化のためのシステムとは
 5-2.輸送効率化をご検討の方へ
6.動態管理システムの導入で効率化を図ろう

 

1.傭車とは

傭車(ようしゃ)とは、荷主が配送業務を専門の配送企業に委託したり、または元請けの配送業者がさらに別の配送業者に委託したりすることです。一時的に借り受けた車両自体を傭車ということもあります。傭車の「傭」の字は、「やとわれる」という意味で、傭兵の傭の字にも使われます。「一時的に助っ人できてもらう」ととらえるとイメージしやすいのではないでしょうか。
運送会社は、通常業務を行うために必要な車両や人員を確保しています。事業会社によっては自社に物流部門があり、100%自社で配送、または半分ほどは自社で残りを傭車に委託するケースもあります。ただ、繁忙期など突発的に仕事量が多くなった場合には、自社だけでは運送担当者やトラックをまかないきれないことがあります。このようなときに、大手の運送業者や下請けの運送会社などへ傭車を依頼することで、急場をしのぐことができます。

2.傭車を使用するメリット

傭車は、荷主の仕事量が多くなったことをきっかけに、業務が発生するケースもあります。そのため、「傭車を受ける受託者側はいいように使われてしまうだけ」という印象を持つ方がいるかもしれません。しかし、傭車は依頼者である荷主に限らず、受託者にもメリットがある仕組みです。以下で両者それぞれのメリットについてご紹介いたします。

2-1.荷主側のメリット

荷主側のメリットは、以下の3つがあります。

  • 人件費や自動車税の削減
    傭車として動いている人員や車両は自社の資産ではありません。そのため、人を雇うための人件費や車両維持にかかる各税金などは一切かかりません。
  • 緊急時に配送依頼が可能
    事前に貨物量や走行時間が予測できる場合には、傭車以外の方法で対応できる余地があります。しかし、運送中に事故や災害に巻き込まれた場合には、緊急で代車が必要です。その場合に傭車を利用できれば心強いです。
  • 危険物など特別な貨物の配送も可能になる
    段ボールを運ぶことと、冷凍品や液体、化学物質などを運ぶのとではトラックに必要な設備や管理事項などが異なります。得意な業者に傭車を依頼できれば、受注機会が拡大します。

2-2. 受託者側のメリット

受託者側のメリットは以下の3つがあります。

  • 安定した売上
    傭車を受けられるということは、自社のリソースに多少余裕がある状態ということです。暇な時期に傭車を受けられれば、そのまま売上の増加につながります。安定した売上を得たい場合には、積極的に傭車の依頼を受けるとよいでしょう。
  • 実績や経験を積める
    孫請けの場合、荷主はあくまでも傭車を依頼した配送の元請企業となるため、自社で未経験の仕事を受注するというリスクを負いません。今まで自社で取り扱ったことのない荷物でも、チャレンジしやすいでしょう。さらに、無事仕事を完了できれば新たな実績となるため、自社で受注できる範囲が広がります。
  • 他社との繋がりを構築できる
    傭車の都合はお互い様といえます。良好な関係を構築しておくことで、荷主から再度傭車の依頼がきたり、荷主側に配送依頼をすることもあります。

3.傭車管理の課題

傭車は、他社に自社の仕事を頼んで手伝ってもらうという仕組みです。信頼できる相手とやり取りしている場合は問題ないことがほとんどですが、場合によっては自社にとって大きな損害になる可能性もあります。ここでは、傭車管理にかかわる課題を、3つご紹介し、下記で詳しく解説します。

3-1.自社の社員ではないため教育ができない

傭車となるのは、元請けや下請けの運送会社や個人事業主の業者なので、自社の風土や意識、業務上対応すべきことなどの意志共有が図れていません。他社のメンバーを自社のルールにあわせて社員教育をすることができないため、自社の配送モットーやルール、気を付けてほしいことなどが伝わらず、想定外のトラブルが起きる可能性があることに注意が必要です。
例えば、配達すべき荷物が正しく配達されない残荷などは、物流であってはならないトラブルの1つです。自社では「荷物の積み込みを行った後には、必ず指差し確認で残荷チェックをする」というルールがあったとしても、傭車の担当者が同じ対応をしてくれるかどうかは分かりません。

3-2. 責任は荷主や元請けにある

上記で触れたように、傭車の担当者は自社の社員ではありません。自社でどれだけ社員教育に力を入れていても、それは傭車を受けてくれた会社には浸透していないと考えておく必要があるでしょう。万一、運用が不徹底だったことでトラブルが起きたとしても、場合によっては荷主や元請けが責任に問われることもあります。
仮に傭車が原因であったとしても、一度事故が起きてしまうと信頼性が落ち、次の仕事に悪影響を及ぼす、傭車を受けてくれた会社との関係が悪くなったりするなど、多くの問題を抱えることになります。そこで、傭車を依頼する際には、あらかじめ外部の業者と信頼関係を構築しておくことはもちろん、特に注意すべき内容があれば、傭車を依頼する際に十分に伝えておく必要があるのです。

3-3.管理が難しい

ご承知のとおり、大型トラックにはデジタルタコグラフの設置が義務付けられています。自社の車両であれば、普段から現在地の把握をしていたり、ドライバーとの密なコミュニケーションを行えるでしょう。運行管理者が定期的に状況を把握することで小さな問題にも対応できます。
一方、傭車の場合、自社のリソースと同じように、リアルタイムで運行管理をする方法がありません。予定通り運行できていれば問題ありませんが、もし事故や渋滞などに巻き込まれてしまったなど、遅延が発生した場合、走行状況を把握するのは時間もかかります。遅延時には早く状況確認をしたいところですが、それもままなりません。
また、すべての傭車の運行管理に限らず、ドライバーの社員教育などをすべて管理することも難しいです。傭車を依頼する場合は、普段以上に余裕をもたせるようにすることで、交通事情などによる遅延など、トラブルにも対処しやすくなります。

4.傭車管理の方法

社用車ではなくとも、傭車を管理することも忘れてはいけません。
デジタルタコグラフには、OBD2タイプのように簡単に設置できるものやスマホアプリなども増えてきています。このような工事を行わない簡易な方法で傭車管理する場合であっても、以下2つの手順を踏むようにしましょう。基本的な事ですが、万が一の事故が発生した場合にはこれが効いてきます。

  • 契約書を取り交わす
    「利用運送契約書」や「運送委託契約書」を取り交わしましょう。外注業務として仕事を依頼することになるので、仕事の内容を具体的に指示したうえで署名捺印を行い、契約書を管理します。
  • 簡単な社員教育を受けてもらう
    傭車を担当するのは社外のドライバーとはいえ、注意したいことをまとめて依頼することが可能です。共有しておきたい内容をまとめて、教育のための時間をとってもらうようにしましょう。

5.傭車を含めた輸送効率化を実現するには

輸送にかかわる問題は単純化できないことも多く存在します。工場から倉庫へ荷物を届ける場合には、配送先は1か所または少数です。しかし、出荷や入荷の時間帯が指定されている場合は、待機が発生するかもしれません。運行管理がうまくいかなければ、近隣でのトラック渋滞、ムダな荷待ち時間などが発生する場合もあるでしょう。また、短距離輸送の場合には、トラックへの積載効率や、配送の最適化など通常の配送と同じようにさまざまな部分に気を配らなければなりません。
このような問題は、上記に挙げた人力による傭車管理だけではハードルが高く、根本解決するのは難しいです。配送経路の最適化は運送経路問題の一つとして考えることができます。システム管理することで、人の手ではカバーしきれなかった問題にも対処が可能となるでしょう。人の手に頼らないシステム導入による歯止めが非常に有効となるのです。

5-1.傭車・自社の車両の輸送効率化のためのシステムとは

動態管理システムは、配車の計画や運行状況把握に役立ちます。車載端末にはGPSが搭載され、営業所ではリアルタイムで車両の位置情報の把握をしたうえでルート改善指示が可能です。例えば、Cariotのシステムでは、3秒ごとに車両の位置情報を更新します。車両の現在地を走行中、停止中などの情報を添えてGoogleマップに表示してくれるのです。
現在地を詳細に把握できるとドライバーに伝えることで、ドライバー自身に「危険な運転はできない」と思わせる効果が期待でき、配送車両の事故予防に活用することも可能です。また、Cariotの動態管理システムの接続方法はシガーソケットに差すだけで、特別な工事は必要ありません。近頃はこのようなデバイスも増えており、簡単に取り付けできるため、傭車の場合でも車両に取り付けが可能で、管理が容易になるでしょう。

5-2.輸送効率化をご検討の方へ

ここまで紹介してきたように、輸送の効率化にはルールの周知徹底や多くの工夫が必要です。しかし、配送条件が複雑であったり傭車を使ったりしている場合には、人への教育だけですべてをやりこなすことはかなり難しいでしょう。動態管理システムであれば、稼働している車両の状況を把握ができ、より効率的な車両管理が実現します。
なお、傭車の動態管理に困っている方や、輸送の効率化の進捗が思わしくない方、どうやって改善したらいいか分からない方、具体的な改善方法や事例が見たい方におすすめの資料があります。100台以上など、自社で複数の車両を保有している方は、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。
運行管理者や配車、管理監督者の方のお役に立つPDF資料です。

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6.動態管理システムの導入で効率化を図ろう

傭車の確保は、企業の受注や輸配送を安定させることを考えると非常に重要です。そして、自社のドライバーのリソース確保が困難な今、傭車は必須となっています。そして傭車や自社の輸送効率化を図るには動態管理システムの導入が有効です。車両位置を自社内で正しく把握することが業務の効率化や業績改善につながります。傭車管理でお悩みの方は、ぜひ一度システム導入を検討してみてください。
 
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからもCariotは、より便利に使っていただくための機能の開発を進めてまいります。
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