リアルタイムドライブレコーダー映像で安全指導を実現した導入事例
リアルタイムドライブレコーダーで安全指導を即日実現!今後は営業効率化、ペーパーレス化の取り組みに着手
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1導入前の課題動画の取り出しの手間や、“事故が起こってから「事故対策」”をする現状に課題
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2導入の決め手お試し期間の動画にヒヤリ!メリットを確信し導入へ
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3成果ドライバー・管理者の安全運転に対する意識改革を実践中
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4今後の展望ペーパレス化・承認フローの組み込み・営業活動の効率化などクルマに関わる仕事の効率化
動画の取り出しの手間や、“事故が起こってから「事故対策」”をする現状に課題
オールマイティーな営業が強み!必要な工具はすべて車に常備し、1日8件以上訪問
ライオンハイジーン株式会社は企業活動を通じて「安全で安心できる衛生的な環境創り」に貢献することを経営理念とし、BtoBを対象とした業務用洗浄剤の販売および衛生支援ビジネス事業を手がけています。全国7拠点に約90名の営業社員が在籍しており、営業社員全員が洗浄技術および衛生診断技術の社内認証を保有し、課題解決に向けた提案から機器の設置・メンテナンスおよび衛生診断などの活動までオールマイティーにサポートできることが強みです。
1人に1台、専用の営業車両を割り当て、車両には工具・部品や販促物を常に常備して客先に向かいます。営業とコンサルティングを同時に行えるのでお客さまからの信頼も厚く、多い時は1日8件ものお客さまのサポートに車を走らせます。
ドライブレコーダーは設置していたが、動画の取り出しの手間や、“事故が起こってから「事故対策」”をする現状に課題
以前から全車両にドライブレコーダーを設置していました。
軽微なものも合わせて年間10件程度事故の処理をしていましたが、ドライブレコーダーに記録されている動画の取り出しにはその都度本体を回収して専用のソフトで再生する必要があり、非常に手間と時間がかかっていました。
さらに、グループ会社の事故削減委員会の調査により、グループ全体の平均と比較して車両保有台数あたりの事故が2%多いことがわかりました。従業員の安全と会社のブランドを守るためにも安全対策の手を打ちたいと考えましたが、現状のシステムでは、“事故が起こった時の様子はわかるが、事故につながるような危険運転や予兆を見過ごしている可能性がある”と考え、 日常的にドライバーの運転の癖や事故とまではならないヒヤリ・ハットを累積して追跡できるシステムを探し始めました。
お試し期間の動画にヒヤリ!メリットを確信し導入へ
週1の確認からその場・即日での指導を実現!日常の安全対策にはタイミングが大事だと実感
既存のシステムをリプレースしたかったので、動画の撮れるドライブレコーダータイプのCariotを選びました。
2週間のレンタル期間に現場の営業車両にCariotのデバイスを取り付けて受入テストをしました。
お試し中に、運が良くも悪くも危険運転の動画が撮れていました。今までは動画の収集〜確認から指導まで1週間はかかっていたところ、Cariotではパソコンの画面上でリアルタイムに危険運転動画が確認できるので、即日、本人に伝えて事実確認と報告をすることができました。
危険運転は時間が経つと印象が薄れてしまい、報告する側・される側とも危機意識が下がってしまいます。鉄の熱いうちにその場・即日での指導を実践する体験ができたことで、日常の安全対策にはタイミングが大事だと実感できました。
さらに、急加速・急減速など危険挙動の件数や、走行軌跡の追跡による安全運転面の管理もできると考え、導入を決定しました。
ICTプロジェクトとコンセプトがマッチ
Salesforce+ドラレコ+テレマティクスはCariotだけ!
現在、ライオンハイジーンではICT(Information and Communication Technology)プロジェクトを推進しております。
システムが違ってデータ連携ができない・データを取り出す人によって切り口が違うなど、今までシステム分断によって起こっていた課題を解消し、1つのプラットフォームでシームレスな情報共有をすることが狙いです。
当然、車の走行データや営業の活動データも一括で管理していきたいというニーズがあり、現在弊社で利用しているSalesforce(※株式会社セールスフォース・ジャパンが提供するプラットフォーム)プラットフォーム上で管理できるテレマティクス製品を求めていました。
リース会社やディーラー系の製品をSalesforceと連携するには、データ連携を別途考える必要がありました。
その点においてCariotはもともとSalesforceのプラットフォーム上で構築されているため、データ連携の考慮が不要、しかもSalesforce同等のカスタマイズも可能という強みがありました。
ドライバー・管理者の安全運転に対する意識改革を実践中
危険運転発生時は即時対応 ドライバー・管理者の安全運転に対する意識改革を実践中
Cariotでは危険運転が発生するとドライブレコーダーの動画がWeb画面上から確認でき、事故が発生した際の動画をいち早く確認し、対応ができたことが非常に役立ちました。通常のドライブレコーダーでは①SDカードを回収する②データを取り出す③必要なところを再生する という、確認作業に手間がかかります。
今までは動画の収集~確認から指導まで1週間はかかっていたところ、Cariotではパソコン画面でリアルタイムに危険運転動画が確認できるので、即日、本人に伝えて指導と報告をすることができています。報告する側・される側とも緊張感が保てるので安全運転に対する意識改革の一助となっていると感じます。
Cariotは危険動画だけを切り取ってクラウドに保存してくれるので、消去の心配もなく関係者ですぐに共有できるのがメリットです。
蓄積されたデータを安全運転管理者だけでなく、今後はマネージャーや営業にも週次や月次で共有し、事故につながるスピード違反や危険挙動を減らしていきたいと考えています。
ドライブレコーダーの取り付け時に本体が落下するのが心配なので、間違った設置の仕方をしている場合にアラーム通知してくれる等の機能があったらよいなという意見がありましたので、今後は設置アシストなどの機能アップデートにも期待しています。
ペーパレス化・承認フローの組み込み・営業活動の効率化などクルマに関わる仕事の効率化
今後は、ペーパレス化・承認フローの組み込み・営業活動の効率化などクルマに関わる仕事の効率化を推進していきたいと思っています。
今、Cariotのカスタマーサクセスチームと月に1回定例ミーティングを行い、導入後の運用定着化の相談をしています。このようなフォローアップがあり、サポートが良いこともCariotの強みだと思います。
一緒に取り組んでいきたいのは、Cariotの走行データを元にして運行日報のペーパレス化と、毎月の報告・承認フローの自動化です。また、リアルタイム位置情報を活用した、緊急のお客さまと近くにいる営業のマッチングなど、営業活動を活性化するようなチャレンジもCariotのデータを使って取り組んでいけたらと思います。