車両同士の事故の約半数が追突! 事故を防ぐための安全策とは?

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こんにちは、Cariot(キャリオット)ブログ編集部です。

春の全国交通安全運動が行われた5月もそろそろ終盤ですね。実は、交通事故件数は2005年の95万件をピークに年々減少を続けており、16年には49万件と10年間で約半分までになっています。
しかしながら、連日の交通事故報道にあるとおり、死亡事故につながる重大な事故が後を絶たないのも実状です。ハンドルを握る以上、事故のリスクは誰にでもありますが、実際にはどのような事故のパターンが多く、どのような対策が有効となってくるのでしょうか?

 

1.交通事故の8割以上を占めるのが“車両同士”の事故!


※公益財団法人「交通事故総合分析センター」交通統計平成28年度版 を基に作成

現在、年間で約49万件発生している交通事故。その中でどのようなパターンが多いのかというと、ダントツなのが「車両相互」によるものです。上記の「事故類型別交通事故件数」グラフのとおり、“車両同士の事故”は年間で約43万件、実に全体の87%を占めます。全国で1日あたり1188件発生しており、クルマと歩行者の「人対車両」と比べると、なんと9倍にものぼっているのです!
こう見ていくと、ニュースに取り上げられる事故以外にもいかに日常的に事故が多発しているのかということを実感させられますね。

 

2.“車両同士”の事故の中で最も多いのが「追突」

さて、ひとえに「車両相互」といってもその事故タイプはさまざまです。それを表したものが上のグラフ「車両相互事故における事故類型内訳」です。
一番多いのが「追突(42.5%)」で約18万件。次いで「出会い頭衝突(27.8%)」の約12万件、「右折時衝突(9.3%)」約4万件と続き、上位3つで全体の80%に。
いずれも、一方のドライバーが安全運転を心がけていたとしても、相手ドライバーの不注意などにより事故となってしまうものばかりです。
なお、死亡事故など深刻な事態につながりやすい「正面衝突」は2.4%。3位の「右折時衝突」と比べても4分の一程度と割合は高くはありませんが、年間約1万件も起きているという現実を受け止め、特にスピードの出しすぎにはくれぐれも注意したいところです。

 

3.「交差点」より「単路」の方が追突の危険性が高い!

車両相互の中でも4割以上を占める「追突」ですが、全事故類型における割合としても37%と最多の事故パターンとなっています。そんな“起こしやすく”、“起こされやすい”追突事故ですが、上記「追突事故発生箇所の道路形状」のグラフのとおり、直線区間である「単路」で起きるケースがいちばん多く、件数の割合でいうと約60%に達しています。
見通しのよいはずの単路で事故が起きてしまうのは、考えごとをしながらの漫然運転や、わき見をしていたために注意が行き届かず、前のクルマの動きに変化があった際に発見が遅れてしまうといった、ドライバーの不注意が大きな要因となっているようです。
また、一般道や高速道路などでの渋滞時、前方のクルマが動き出したため自分の前のクルマも動き出すだろうと思い込んで発進し、追突してしまった…。などのケースも少なくない様子。自分自身ではなくても、周囲に経験したことのある方もいらっしゃるかもしれません。
そういった意味では身近となってしまっている「追突」ですが、起こさないようにするためにはどのような点に気をつけたらよいのでしょうか。

 

4.追突事故を防ぐための安全策とは?

ここでは、少しでも追突のリスクを減らすためにドライバーが行いたいポイントをシーン別にまとめてみました。

走行中

  • 十分な車間距離をとる
  • 夕暮れ時、早めにヘッドライト点灯

道路には信号があり、他のクルマの合流などもあるため、当然ながら前のクルマの走行状態が常に一定とは限りません。その中でも、十分な車間距離をとって運転を行えば視野が広くなり、急な変化にも対応しやすくなります。また車間距離が近すぎると威圧感を与えることになり、“あおり運転”とも思われかねないため、適度な車間距離があると安心です。

ちなみに最適な車間距離とは、「前のクルマの2秒後ろ」といわれています。
具体的には【時速40km=約22m、時速60km=約33m、時速80km=約44m】となりますので、この機会に覚えておきたいですね。

また徐々に周囲が暗くなってくる夕方には、早めにヘッドライトを点灯することで、なるべく良好な視界を保ちましょう。それにより、周囲のクルマも存在を認識しやすくなるため双方にとってメリットがあります!

発進時

  • 前のクルマの発進を確認してからアクセルを踏む

こちらは“思い込み”による判断の誤りを防ぐために重要なポイントです。渋滞時や信号待ち時においては、確実に前のクルマが動き出したことを確認してからブレーキから足を離し、アクセルへと移すことを心がけましょう。
さらに、全体の流れをみて「もうすぐ動くだろう」といった思いつきの発進においてはアクセルの踏み込みも強くなり、さらに危険性が高まってしまうためくれぐれも控えたいところです。

停止時

  • 早めにブレーキを軽く踏む

「追突」においては “追突しない”ことはもちろん、“追突されない”ことも大切です。停止時には後続車に追突されるリスクが伴いますが、早めにブレーキを軽く踏み、段階的に減速していくことで、相手にも早めに気づいてもらうようにしましょう。

“発見の遅れ”や“判断の誤り”などにより起きてしまう追突事故_。上記のとおり気をつけたいポイントは、いずれもドライバーの「運転マナー」としてぜひ守りたい項目ばかりです。
今一度、少しの気の緩みが事故へと発展してしまうかもしれないということを自覚し、安全運転に努めていきたいですね。
 
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからもCariotは、より便利に使っていただくための機能の開発を進めてまいります。
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