位置情報と到着予定時間の把握で業務を先読みし、業務効率化につなげた事例
Cariotを活用いただくことで、お客様からのご依頼やお問い合わせへの早期対応に取り組まれている高知第一薬品株式会社様。ドライバーの位置情報や予定時間を把握・共有することで、電話でのやり取りを大幅に減らし、業務の先読みにより業務時間の削減も実現されています。
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1導入前の課題毎日数十件の電話のやり取りでドライバー、事務員ともに大きな負担が
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2導入の決め手位置がわかり、共有ができることの便利さ
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3成果電話のやり取りを大幅削減し、ドライバー以外の社員の労働時間削減も
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4今後の展望定期配送ルートのさらなる効率化へ
毎日数十件の電話のやり取りでドライバー、事務員ともに大きな負担が
高知県高知市に本社を構え、創業以来、地域医療に貢献するという思いをもって、ジェネリック医薬品の専門卸として事業を営まれている高知第一薬品株式会社様。毎日数百軒の得意先への配送、そして数十件の到着時間の確認や至急の配送のご依頼への対応を、よりスムーズに行うために、Cariotの導入を決めました。
Cariotを導入するまでは、配送しているドライバーの位置情報が把握できていなったので、得意先から「注文した商品はいつ届くのか?」といった問い合わせに迅速にお答えすることができませんでした。
弊社では、配送先が一日300軒を超えることもある定期便の他に、時間指定便の注文を一日平均30件、至急便という緊急性の高い商品の注文を一日平均5件、繁忙期には10件以上いただきます。
それらの電話によるお問い合わせを受けた時に、これまでは事務員が、その都度ドライバーに電話で確認して回答をしていました。その為、ドライバー、事務員双方に大きな負担がかかっていました。
また、追加のご注文をいただいた時などは、中継地点でドライバー同士が待ち合わせをして、商品を受け渡すこともあるのですが、そういった時もお互いに電話で連絡を取り合うしかありませんでした。
このような課題を解決するために、何か良い対応策は無いかと、検討を始めたのです。
最初はインターネットで検索し、CariotのHPを見つけたことが、Cariotを知ったきっかけでした。他社のサービスも見てみたのですが、CariotのHPを見た時に「これならやりたかったことが実現できそう!」と一番期待感が高かったこともあり、問い合わせをし、トライアルを行いました。
位置がわかり、共有ができることの便利さ
トライアルを行なってすぐに「やりたいことが実現できる」、という手応えを感じました。また、データを取得するにあたり得意先のデータの入力作業が多く、正直大変そうだな、と感じていたのですが、Cariotのスタッフの方に熱心にサポートいただいて助かりました。
位置情報や帰社予定時間が簡単に見られて、進捗が一目で確認できるので、とても便利です。
当社では、定期配送便、至急便、時間指定便と大きく3つの配送の種類があるのですが、各ドライバーの帰社想定時間が画面で確認できるので、次にどの仕事を誰に頼めば良いのかという状況判断がとても容易になりました。
Cariotの導入前から、正直こういったシステムはあるだろうな、とは思っていました。ただし、もっと規模の大きな企業向けに作られていて、コストも高額なのだろうと思っていました。しかし実際に問い合わせてみると、思っていた以上にリーズナブルで、そういった点も導入を決めたポイントになりました。
電話のやり取りを大幅削減し、ドライバー以外の社員の労働時間削減も
車の位置情報や帰社予定時間の情報を、パソコンからだけではなく、スマホからでも見られるのも良いですね。私はドライバーも兼任しているので、外出していることも多く、そういった時でも、すぐにスマホで見られるのは助かります。
さらに、共有も簡単にできるので、事務員の皆さんにも共有をしています。お客さまからの問い合わせを受けるのは事務員の方になるので、その方達にも共有することで、事務員の方はドライバーや私に確認しなくても、到着予定時間をお答えできるようになりました。
それによって、事務員とドライバーの間での電話のやり取りは6〜7割ほど減りました。
毎日数十件も電話でやり取りをしていたので、成果としては大きいです。
また、1日の納品が終わった後、帰社して倉庫で翌日の荷造りを行うのですが、各ドライバーの帰社時間がわかるので、適切な人員のみを残すことができます。それにより、ドライバー以外の社員の労働時間も減らすことができています。
そして、これは当初想定していなかったのですが、Cariotならデバイスを車に取り付けているだけで、急発進や急停止が検知され、データが見られるので、ドライバーへの安全運転指導にも活用できています。ドライバーとしては、急発進や急停止をしているつもりがなくても、実際にデータとしてあがってくるので、安全運転意識が高まっていると感じています。
定期配送ルートのさらなる効率化へ
元々の導入目的はドライバーの位置情報と帰社時間の把握でした。これは十分に社内に浸透しているので、まずは満足をしています。
さらなる活用としては、既存の配送ルートの効率化ができないかと考えています。現在定期配送便のルートが7ルートあります。Cariotを活用することで、実際にドライバーがどのルートを走っているかが確認できるので、どういったルートで走ることが効率的なのか、ルート自体の組み替えも含めてコースの再考を行っていきたいです。
正直、使ってみるまでは位置情報が見えることがこんなに便利なこととは思っていませんでした。少しでも興味があれば、実際にトライアルで使って試してみるのが良いと思います。