車両位置を割り出して 効率的な業務を実行

作業現場近くの車両を地図上で割り出し即座に指示、素早く回収。 新規業務をスムースにスタートさせることに成功。

1導入前の課題

作業現場の近くにいる車両の特定に時間がかかっていた

ワルツ商事有限会社は、島根県出雲市の廃棄物の回収企業です。
家庭や小売店、工場などから出る一般廃棄物や産業廃棄物の回収サービスを提供しています。また区域の複数の回収業者と組合を作り運営しています。

廃棄物の回収にはルート回収とスポット回収の2つがあります。

ルート回収は一般家庭向けのごみ集積所へ回収に行きます。その際、到着タイミングによってはごみの取り残しなどもあります。その際、ワルツ商事が組合に加入している業者に再回収の指示を出しているのですが、その集積所がどの回収業者の担当なのか割り出しに時間がかかっていました。結果回収にも時間がかかり住民からのクレームや、業者にするとその日の他の業務にも悪影響が出てしまいます。

スポット回収では、道路などにある鳥獣の死がいの回収業務です。見つけた住民から市へ回収依頼が行き、市から委託があるのですが、これはいつどこで発生するのか全く読めません。また年間400件近く回収しているので、スポットと言ってもほぼ毎日のペースで発生します。 道路上の死がいなどは交通に影響するので早急に回収する必要があります。そこで現場近くにいるドライバーに指示を出したいのですが、誰が今どこを走っているのか正確に把握は出来ないので、ドライバー全員に住所をメールしてすぐに到着できる車を募集していました。

2導入の決め手

車両の現在地が明確に分かり、何より対応が早かった

業務をどう効率的に回すか考え、そこで車両管理システムをしばらく探していたのですが。GPSの精度が低かったりと車両の現在地把握にぴったりな機能を持つシステムが見つからず。産廃専用のシステムでもダメでした。
そこで、Cariotに声をかけたのですが。現在地の精度はもちろん、リアルタイムに車両位置が把握できること、初動の対応スピードの速さと的確さ、またSalesforceを活用している点にも信頼して導入しました。

3成果

作業指示のスピード化、現場作業の進捗把握、社内のIT化や事故削減などが実現

導入後は大きな効果がありました。
まずルート回収ですが、ゴミ取り残しエリアの担当業者を早期に特定することができるようになりました。集積エリア別に業者が異なるので、これまでは時間がかかっていましたが、即時の連絡が可能となりました。
これにより再回収のスピードも早くなり住民サービスも向上、業者も素早く再回収できるので他の業務への悪影響も減りました。

スポット回収は、回収現場近くの車両が地図上で特定できるので、すぐに指示出しができて業務自体スムースに回るようになりました。
この業務は2019年4月に市から委託を受けて開始。開始当初は市の担当者も不安はあったようですが、あまりにも的確に回収するので驚いていました(本取材は2019年5月に行っています)。

またCariot導入を機に全社にiPadを導入し報告連絡を取りやすくしたのですが、それも社のIT化が進みより効率化を進める良いきっかけになったのも大きいです。ドライバーへ指示するとすぐに現場へ行き、現場到着・回収作業完了などの連絡が即座に取れるようになりました。

なお、思わぬ作用として車両事故が大きく減りました。
Cariotでは車両ごとの様々なデータが取れますが、その中に最高速度が取れます。車両ごとの最高速度を一覧にして見せるとドライバーもさすがにマズいと思ったのでしょう。これまで30日間連続して無事故などは滅多になかったのですが、100日連続無事故などが増えてきました。
ドライバーに良い緊張感が生まれたのだと思います。

4今後の展望

今後はさらなる業務効率化を進めたい

業務全体のスピードが早くなったので今後はさらなる効率化を目指していきたいです。
回収業務では最適な経路を見つけたり、そのためにはAIを導入したり、とCariotにはさらなる発達を期待しています。
どこの業界も人手不足の問題があるのでいかに少ない人数で効率よく回すか、これが今後の課題なので効率化はどんどんやっていきたいと考えています。

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